学園ニュース
市民大学公開講座(第一回)
「炭素がつなぐ自然と私たち」
〜植物と地球の歴史を知り未来を守る〜
新年度最初の講座は、もりや市民大学運営委員で東京大学名誉教授の松本雄二さんの講演でした。
今回の講座は、東大教養学部での講義内容を凝縮しての案内なので、東大に行かなくても無料で講義が聴けるという、ありがたい機会になりました(笑)
「デコ活」ってなに⁉️
筆者は初めて接する言葉でした。
デカボ(decarbonization=脱炭素)+エコ活
だそうです。
炭素は二酸化炭素として大気中や陸地、海水中、地中に存在。
原始地球では炭素は二酸化炭素としてのみ存在し、原始地球の大気は現在の金星大気に似ているそう。
そして約46億年前から地球の冷却が進行して海ができ、植物がこの世に出てきたのは4億3,000年前と、気の遠くなるようなスケールの話です。
1860年以降の気温変化を見ると「太陽活動の変化と火山活動」と「二酸化炭素・メタン・一酸化二窒素の3つの温室効果ガス」の両方を同時に考慮すると、実際の気温変化と一致するそうです。
そして 樹木は死んだ細胞の蓄積体…とのこと。
終了後のアンケートでは、さまざまな感想が寄せられ受講者の関心の高さが感じられる講座でした。
守谷を知るコース(最終回)
今年度最後の守谷を知るコースの講座は、守谷はちみつ夢プロジェクトの楽しくおいしい講座でした。
みつばちってどんな生き物?
日本ではちみつを取れるのは、ほぼセイヨウミツバチ。ニホンミツバチは飼育が難しいそうです。
女王蜂は1匹であるのは知っていましたが、働きバチはメスだけとはびっくり。
てっきりオスだと思っていました。
オスは殖のために存在していて働かないそうです。
またハチといえば針で刺すイメージが強いですが、
刺すのは働きバチ(メス)だけで、女王蜂は産卵のためにあり、雄ばち(オス)には針がありません。
針のないハチがいたこともおどろきです。
女王蜂を探すクイズも!
難しい!
慣れるとすぐに見つけられるようになるそうです。
講座では実際に使われている巣箱や道具も持参していただきました。
びっしりといるみつばち、写真なので安全です。
こちらは実際に使っている道具です。
なんと、貴重なはちみつの試食もありました。
春と秋のはちみつだそうで、春は色が薄くあっさり、秋は濃厚な味と違いを知ることができました。
おいしかったです!
守谷はちみつ夢プロジェクトの立ち上がりや一年の活動などのお話も聞けて、みつばちが身近な生き物になったような気がします。
春になって庭の花にみつばちがやってきたら、蜜をたっぷり持っていって!という思いで観察してみたいなと思いました。
今回は最後の講座でしたので、茶話会を開催しました。
一年間一緒に学んだ仲間で顔を合わせて、お菓子とお茶で歓談し、楽しく今年度が終了。
また来年度も楽しく学べるコースになっていますので、たくさんの方に受講していただきたいと願っています。
一年間ありがとうございました!
いきいきシニアコース(最終回)
6月からスタートしたいきいきシニアコースが本日最終日となりました
最終回は「自分にとってのいきいきシニアを考える」ということで、運営委員の高木さんから実体験を交えたお話がありました。
高木さんはご病気がきっかけで、ボランティア活動を始められ、「ありがとう」といわれることが大変うれしかったとおっしゃっていました。
現在も、もりや市民大学運営委員の副学長をはじめ町内会においても様々な活動をされており、個人的に尊敬する大先輩です
実は、運営委員を今年度でご卒業されますので、この場を借りて、、、、
長年にわたり、大変お疲れ様でした。今後ともぜひお力添えください♪
後半は、コーヒーを飲みながら、各自1年間を振り返り、参加者の方のご感想をお聞かせくださいました。
・自分は何のために生きているのか、、、?ボランティアを始めてみようか!
・現在までの限られたコミュニティではなく、様々な方の意見を聞けたり、友人ができた!
・地域のコミュニティに参加することで、安心して守谷市で生活できるようになった!
・新しい情報なども聞けて、大変良い学びになった!
などなど、うれしいお言葉をたくさん聞くことができました
みなさん!
ぜひ、これからもいきいきと守谷市で
わくわくした生活を送ってください
1年間お疲れ様でした
守谷を知るコース 第16回
【国際交流員から見た守谷と日本】
2023年8月 守谷に赴任して2年目の国際交流員シルビアさんから話を伺いました
まず自己紹介で出身地のデュッセルドルフについて。
デュッセルドルフにはドイツ最大の日本人コミュニティがあって、日本企業が500社以上、日本の幼稚園や学校もあり、住んでいるだけで日本食のレストランやお店を見ることができたそうです。
シルビアさんは琉球大学や京都大学に留学し、都内の企業でインターシップの経験もあり、日本語が堪能です。
守谷では国際交流員としていろいろな活度をされています。
さて、ドイツは何カ国と接しているでしょうか?
なんと9カ国と接しているそうです。
島国の日本とは違いますね。
ドイツと日本の違いを感じたのは、
日曜日…
アイコンタクト…
など、いくつかあるようです。
そしてシルビアさんから見た守谷は、
「みどり」
「カラフル」
「街がきれい」
「お祭りも楽しい」
「子どもも大人も勉強熱心」
「子どもにとって素晴らしい環境」
「国際交流・ボランティア活動が多い」
という印象とのこと。
守谷にずっと住んでいると、その良さに慣れてしまい当たり前のように思えますが、国際交流員のシルビアさんから改めて紹介されると
「守谷っていいところだなァ」と再認識しました。
市民科学ゼミ成果発表会
本日、2024年度市民科学ゼミ成果発表会が中央図書館視聴覚室でおこなわれました。
今年度テーマを決めて各自がおこなった活動を企画、提言、調査という様々な形で報告がありました。
9組10名の方がパワポで資料を作成し、質疑応答を入れて一組25分の持ち時間で、熱い思いを伝えられていました。
元気なシニアが守谷市でいきいきと過ごすための提案や、健康づくりとしてのテニピン(テニスとピンポンが合わさったもの)やウォーキングの普及、
環境や交通網の問題や提案など様々なテーマで興味深い内容でした。
市の職員や運営委員、市民の方々が聞きに来られていました。
13時10分に始まり、17時半まで長丁場でしたが、最後に伊藤先生からの講評がありました。
この市民科学ゼミが守谷市の市民シンクタンクになり、市民研究者の育成やローカルな問題に目を向けながら、グローバルな世界的の問題も
取り上げていくようになると良いですね!というお言葉がありました。
みなさん1年間大変お疲れ様でした。
本日の発表がここでとどまらず、今後の展開につながればよいですね
いきいきシニアコース(第16回)
今回は前回に引き続き、〜守谷市でのシニアの活躍の場を探る②〜
守谷市内で活動されている
「健幸ウォーキングもりや」
「守谷ネイチャーライフ」
「スマートライフ倶楽部」
の代表の方からお話を伺いました。
まず「健幸ウォーキングもりや」の原さんから活動内容を伺い、守谷のウォーキングコース数カ所を紹介いただきました。
原さんがウォーキングに関心を持ったのは市民大学での講座を受講したのがきっかけとのこと。
続いて「守谷ネイチャーライフ」の佐合(さごう)さんから、活動の目的やその後の経過について
会の目的は、
守谷市内の自然環境を守り、市民が自然に親しみ、楽しめる環境づくりを目指す活動を行うことだそうで、
こちらも市民大学でのスタートアップ講座の受講生7名が自主的に組織を設立したそうです。
その後ホームページを作成し、情報の発信や守谷市への提言を行っています。
続いて、
「スマートライフ倶楽部」の上西さんから、SLC活動の紹介
現在、私たちの生活にはスマホが必需品となっており、せっかく持っているなら少しでも使いこなして生活に役立てたいですよね。
最後に上西さんから、講座のまとめとなるような言葉を紹介していただきました。
守谷を知るコース(第15回目)
守谷を知るコースの15回目は、常総映像ビデオクラブの活動紹介
常総映像会員の渡邊英昭さんがお話を聞かせてくれました。
2004年に設立されて、創立20年になる常総映像ビデオクラブは毎月例会を開いて情報交換や映像作品上映などの活動をしています。
年に二回の撮影会を行い、12月にはコンテストを開催しているそうです。
創立20周年の記念上映会が昨年の秋に開催され、みんなで観て審査をして投票。なんと180人の参加者だったそうです。
地域貢献活動もされていて、子ども食堂もりんくるの活動紹介映像を見せていただきました。
また、市内の大野小学校の米作り体験学習と田んぼリレーの映像も見せていただき、子供達の楽しそうな様子を見ることができました。
守谷で生まれたビデオクラブは、みなさん映像について勉強され、自分の趣味を深めつつ、地域貢献もされていて、とても楽しそうでした。
ただいま会員募集中とのこと。
自分で映像を撮って、編集する技術を学べるのは面白そうですね!
公開講座(5回目)
今年度、最後の公開講座は、抗老化の分子栄養学-100歳まで元気で暮らすために-
武蔵野大学薬学部SSCI研究所・分析センター長で2023年度の日本ビタミン学会功績者でもある阿部皓一先生の講座でした。
100歳まで元気暮らせるためどうするか?
若いと思った時に若くなる!
「自分は若い、老けていない」と思うポジティブ効果が1番大切だそうです。
長生きの秘訣は、、
良き栄養でだんだん少食になりがちですが、腹八分目でなくたくさん食べましょうとおっしゃっていました。
もう一つは、3きょう
きょういく(きょう、行くところがある)
きょうよう(きょう、用事がある)
きょううん(きょう、運動する)
よく食べて、よく話し、趣味を持ち、外に出る。
おしゃべり最高、おせっかいもどんどんしましょう。
最後に笑顔と睡眠だそうです。
ストレスを溜めずに高田純次思考で!
元気に過ごしていこう!とパワーをもらえる講座は、多くの人が参加されて過去最多でした。
続きが聞きたい、また開催して欲しいとの声も上がる大盛況の講座になりました!
いきいきシニアコース(第15回)
〜守谷市でのシニアの活躍の場を探る①〜
今回は市役所の市民協働推進課、企画課、健幸長寿課の方々にお話を伺いました。
まず、市の重点施策である「もりやビジョン」のうちの地域主導・住民主導のまちづくりについて紹介
市内の各地区の人口規模・年齢構成・歩んできた歴史が異なり、地区における課題も様々なので、求められる行政サービスも違うため、その地域に沿った行政運営が必要です。
例えば、みずき野地区の65歳以上の人口は52.6%を占めますが、松並青葉地区は4.5%なので、おのずと求められる行政サービスは異なりますね。
今後の「まちづくり協議会」の展望としては
①支え合い・助け合い活動
②多世代交流活動
③学校と連携した活動
④防災に関する活動
が大切です。
続いて企画課から、統計調査員について紹介
今年は、統計調査のなかで最も規模が大きい「国勢調査」が実施されます(5年ごとに実施)
守谷市は人口増加が続いているため、300名以上の調査員が必要とのこと。
関心がある方は是非、守谷市のホームページを検索してみて下さい。
続いて健幸長寿課から「シニアボランティア制度」について紹介
シニアボランティア制度は、守谷市内に住所を有する60歳以上の方で、
・市内の指定された介護保険施設
・市内の指定された障がい福祉サービス事業所
でボランティア活動をしていただく制度です
次に「シニアサロン運営ボランティア」について
現在のシニアサロン運営の課題は、メンバーの高齢化で後継者が必要とのこと!
いきなり運営側になることは負担が大きいと思われるので、まずはサロン利用者としてコミュニティに馴染むのがいいようです。
関心のある方は「健幸長寿課地域ケア推進グループ」まで。
いきいきシニアコース(第14回)
2025年最初の「いきいきシニアコース」は、
社会参加でいきいきシニア
〜"つながり"づくりで健康長寿〜
と題し、筑波大学の辻 大士先生から話を伺いました。
「介護予防教室」は来てほしい高齢者がなかなか来てくれないのが現状のようです。
65歳以上の高齢者で検診を受けていない人の割合は、男女ともに教育年数の短い人が多く、長く教育を受けている人の方が受診率は高くなっています。
さて、ここで問題です。
私たちの寿命は何で決まっていると思いますか?
寿命に与える影響の強さの順番としては……
(タバコやお酒ではなく)人とのつながりが最も寿命に影響を与えているようです。
調査によると、「スポーツグループへの参加割合が高い町は転倒者が少なく」
また「運動は一人ではなく、グループに参加して行った方が要介護状態になりにくい」そうです。
地域の集まりにただ参加するよりも「役割を持つ」ことで認知症リスクが低くなるとのこと。
高齢者の認知症リスクは、
自分が運動をしなくても「運動が盛んな地域に暮らすだけで低下」するという驚くべき結果が出ています。
社会参加が豊かな地域は人々のつながりが多く、助け合いや協調行動が盛んに行われています。
社会参加は健康によい!
是非、つながりを作って健康長寿を目指したいものです。
守谷を知るコース(第14回)
守谷を知るコースの15回目は、
守谷市シルバーリハビリ体操指導士会の役割と活動紹介
まずは、「いきいきヘルス体操」について聞かせていただきました。
茨城県立医療大学附属病院名誉院長でもある大田仁史名誉院長が考案した体操であり、関節の運動範囲を維持、拡大し、筋肉を伸ばすことを目的としています。
座っても寝ていてもできる体操で、どこでも1人でも気軽にできます。
誰にでもできる体操とは素晴らしいです。
2004年から現在まで指導士の数は増え続け、令和6年度には10452人。
1級から3級までの資格があり、守谷市にも113人ほどの指導士の中に1級指導士が4名いるそうです。
出前サロンや体操教室など63箇所でシルバーリハビリ体操を指導して、2023年度の参加者は14467名とどんどん広がっています。
※発声練習の一覧表
講座のあとは、実際にみんなでシルバーリハビリ体操を体験しました。
1級指導士の方が教えてくれます。
92個の体操があるそうで、その中で座ってやる体操や立ってやる体操を体験。
座っていても、しっかりと体が伸びて体がやわらぎリラックスすることができました。
7人の指導士の方が来てくださり、体験中も指導していただき、有意義な講座になりました!
市民科学ゼミ(第15回)
情報配信をご無沙汰しております。。。
今年初めのゼミで、伊藤先生とは対面での開催でした。
3月8日(土)の最終発表会まで今日を入れて残り4回となりました。
参加者12名のテーマは下記の通りです。
残りのゼミでどうしていくか?
どこに着地するか?
次年度も継続するか?
などに関して、お一人ずつご意見をお聞きしました。
みなさん、今後やりたいこと、目指していることなど目的がはっきりしており、次年度継続する方もいるようです。
実際に、講座を開催している方や調査をしている方もいるようです。
ゼミの仲間からのご意見やアドバイスも熱心に耳を傾けていました。
伊藤先生からは、論文の書き方の講義がありました。
以下の流れで作成します。
テーマ(タイトル)
問題(目的、先行研究)
方法
結果
考察
引用文献
残りの期間で活動をまとめることになります。
学生さんファイト!!!
守谷を知るコース(第13回)
守谷を知るコースの13回目は、クリスマス間近のスペシャルな講座。
守谷市内で結成されている「ウィンドアンサンブル守谷」の講座がもりりん中央にて開催されました。
今年で結成26年むかえた吹奏楽団であるウィンドアンサンブル守谷は、35年ほど前の町主催の児童向け講座であった童謡教室が始まり。
音楽好きが集まっていて、そこから誰もが入団できて楽しめる楽団が結成されていったそうです。
1998年当時は15人だった団員は今では50人!定期演奏会は大人気で、もりりん中央では席が足りず、取手の会館で開催されています。
定期演奏会の他にも冬の音楽会やクリスマスファミリーコンサート、市内のイベントに参加。演奏依頼も多く、地域の敬老会から子供が集うイベントまで引っぱりだこです。
講座の後半はたっぷり演奏を聴かせていただきました!
最初は元気いっぱい、思わず走り出したくなる「ウィリアムテル序曲」
しっとりムーンリバー、ディズニーの曲もあれば、みんな懐かしい昭和歌謡曲メドレー!
最後はジングルベルとあわてんぼうのサンタクロースでクリスマスムードばっちりで一足先にクリスマスプレゼントをもらいました。
そしてアンコールをお願いしましたら、なんと、マツケンサンバ!
みんな自然と手拍子になり、ノリノリで楽しく講座が終わりました。
バラエティに富んだ生の演奏をたっぷり聴かせていただき、とても贅沢な講座になりました。
メリークリスマス!
守谷を知るコース(第12回)
守谷を知るコースの12回目は、毎年人気の講座。
「国際政治経済講座」
講師は常陽産業研究所チーフエコノミストの尾家さんでした。
「トランプ2.0の下での米国、石破政権の下での日本」
まずは、アメリカ大統領選の結果についてのお話でした。
トランプ氏返り咲きをどのように捉えるべきか。次期大統領候補と言われる、J.D.バンス次期副大統領や共和党上院院内総務ジョン・スーン氏の話やトランプ氏の政策などの話を聞かせてくれました。
また注目される人事や今後の世界についてなども、みなさん興味深く耳を傾けています。
そして、日本の選挙の話も。
自公過半数割れと国民民主党についてや、どのような政策が進むかなど日本経済についても話していただきました。
いま、みなさんが注目する話題が盛りだくさんで有意義な講座になりました。
まちづくり協議会コース(第14回)
人口減少時代のまちづくり
〈1コマ目〉
〇人口減少してもみんなが幸せになる、持続可能な社会の仕組みをつくることが大切
〇人口減が問題ではなく、人口減に対応する社会づくりができてないのが問題
(例えば、仕事が無いから若者が出ていくではなく、魅力がないから出ていくのである)
〇人口減を活かして、隣接する市と公共施設、医療の共有などうまく小さくして質を高める
これからは「AもBも」から「AかBか」へ
〈2コマ目〉
〇無作為抽出による自分ごと化会議
〇地域の中で特別に活動をしたり、積極的に発言したりしていない「普通の人」が集まる
そして自由に、思っていることを安心して話せる場
無作為抽出の市民で議論、条例も作る
「自分ごと化会議」は全国80自治体で180回実施された
無作為に選ばれた市民が判定人を務める行政事業レビュータイプと、
無作為に選ばれた市民が地域のテーマについて話し合う住民協議会タイプの二つがある
〇信頼関係にもとづく対話で、修正可能な柔らかい社会決定をめざす
講義最後30分は短い時間ですが、学生による質問及びデスカッションが行われました。
まちづくり協議会コース(第11回)
防災ファシリテーター養成講座
国立研究開発法人防災科学技術研究所 李泰榮(いてよん)講師
〈1コマ目〉
地域防災における「自助」「共助」「公助」
災害時の「公助」の公的支援は、「すぐに」「すべての地域ヘ」は届かない。
自主防災組織制度の創設
地域住民が「自分たちの地域は自分たちで守る」
〈2コマ目〉
地域の災害危険性を調べる
守谷市のハザードマップなどを学生それぞれPCで検索実習
〈3コマ目〉
地域防災の取組支援に必要なこと
【事例】被災経験を活かした防災対策の検討支援
【演習】学生ひとりひとりワークシートの作成
3コマの講座では、学生の主体性を重視した、ファシリテーター養成講座となりました。
公開講座 アーカス・オープンスタジオツアー
今回の公開講座は、アーカスプロジェクトのオープンスタジオツアーに参加しました。
アーカスプロジェクトは30周年、毎年国内外から3組のアーティストが守谷市に3か月滞在をして作品を作り上げていきます。
今年は世界から534件の応募があったそうです。その中から選ばれたアーティストの作品を見るだけでなく、本人に会えて、タイミングが合えば話を聞くことができます。
スタジオ1は、インドネシアから来ている「ハイフン」7人組のリサーチグループ。
文筆家で劇作家のダナルトのアーカイブ制作です。
ダナルトの足跡を追い、黒板には年表とその時々の出来事が記されていました。
書籍やイメージされたものなどの図書館です。
スタジオ2は、丹治りえさん
現在のひたち海浜公園は、1973年まで水戸射爆撃場として米軍の軍事演習に使われていたそうです。
その時代の子供達の作文展示や沖縄の米軍基地を臨む部屋を再現したパネルがありました。
スタジオ3は、エヴァ・ザイラーさん
日本は人間と昆虫の関係が近い文化だと思い、蚕に着目したそう。天井からは蚕の糸がいくつも下がっていて不思議な空間を作り出していました。
機織り機のようなものにも蚕をイメージした展示物。
アーカスプロジェクトは美術館の手前の存在、アーティストがそこにいて、毎日変わり、毎回作り出し、会って話すことができる。そして制作された作品は終了すると壊すので残らないそうです。
芸術の秋にぴったりな公開講座になりました。
守谷を知るコース 第11回
今回は「守谷における動植物」と題し、茨城県自然博物館での校外学習でした。
毎週土曜日は小中高生は無料で入館できるということで、県外からのお客さまもたくさん訪れていました。
20名以上の団体で70歳以上だと340円で入れますので、市民大学の学生さんは多くの人が恩恵を受けられます(^^)
講義は「スタディルーム」で受講
まず、かつて守谷市内の小学校で教鞭をとられていたという石塚さんから、守谷市での昆虫の調査についてお話を伺いました。
平成5年から11年の調査では、なんと守谷市内に705種類の昆虫がいたそうです。
しかしながら、ハルゼミやイトトンボの仲間、オサムシの仲間は激減し、新しく南方系の昆虫(ツマグロヒョウモンなど)や外来昆虫が新しく定着しているそうです。
「あれ、マツムシが鳴いている〜♫」という歌がありますが、このマツムシも準絶滅危惧種です。
続いて「守谷の植物」について学芸補助員の飯田さんからお話を伺いました。
守谷での消えゆく植物には、薬草であるセンブリ(胃薬)、ウツボグサ(腎臓の薬)、ゲンノショウコ(胃腸薬)などがあり、
茨城県最後のオキナグサは、かつてのクレノートン跡地に生育していたものを、現在は上下水道事務所で保護しています。
私たちが住んでいるところの林は放置するのではなく、手を入れることによって生物多様性が保たれるとのこと。
講義終了後には標本をじっくり観察したり、同時開催中の「ミュージアムパーク30年のありったけ」特別展を観てから帰る学生さんもいました。
いきいきシニアコース(第11回)
今回の講座は、「ものづくりで認知力アップ」ということで、筑波大学附属病院の認知力アップデイケアに勤務されている、作業療法士の羽田舞子先生にミニ体験型講義をご担当いただきました。
考えながら、手先を使って何かを作り出すことは、脳にとって良い刺激だそうです。
ものづくり?ということは、何か作るのですね!!!
さて、何を作るのでしょうか?
今回は、2つの作品を作りました。
まず一つ目。
美味しそうな黒豆大福
と思いきや、カードフォルダーです。
大福の部分は粘土を使って作成します。
黒豆は、黒の粘土を練り込みます。
思わず、食べたくなっちゃう!おいしそうな黒豆大福ができました。
続いての作品は、これです。
まずは粘土をこねます。
次に色を付けます。
さらにこねます。
そしてできたのは、、、
個性豊かな、かわいらしい“ウサギさーん”
先生の見本を見ると、簡単にできそうな気がしていましたが、実際にやってみると、形を作るところや尻尾をつなげるところなど意外と難しかったようです。
粘土が固まってしまうので、時間との勝負でしたね!
次の兎年には飾りましょう♪
守谷を知るコース(第10回)
守谷を知るコースの10回目は、アート/守谷の遊び方。
市内在住の植物画家である本田尚子先生の講座でした。
本田先生は子供の頃から虫好きで「虫めずる姫」と呼ばれていたそうです。
守谷の里山の虫たちの四季
季節ごとに咲く花々と共に虫たちを紹介してくれました。
とても繊細で美しい絵にうっとりしながら、季節によっていろいろな虫が住んでいること学びます。
生きている虫しか描かないという先生は、カメラを持って市内を散策。
小さな虫を撮るのは困難な気がしますが、花の蜜を吸ってる時や交尾している時は集中していて、ひなたぼっこしているとリラックスしていて、その時が狙い目だそう。気配を消して、捕まえないわよ〜という気持ちで撮ってるそうです。
虫の種類や生態などにも詳しく、虫のたくましさや多様な特性についても教えてくれました。
自分を守るために木や葉っぱと一体化している虫や蜂に体を似せている虫など、なるほどです!
守谷にこんなにも多くの種類の虫たちが住んでいるとはビックリ。
家の庭や畑、森林公園や鳥のみち、利根川河川敷など身近にいるのですね。
今回の講座にあわせて、教室である支援センターで本田先生の原画展も開催してくださいました。
間近で見る昆虫画は、トンボの透明な羽や蝶の模様などが美しく描かれてあり、受講生も講義後にみな見入っていました。