市民大学公開講座(第一回)

「炭素がつなぐ自然と私たち」

〜植物と地球の歴史を知り未来を守る〜

新年度最初の講座は、もりや市民大学運営委員で東京大学名誉教授の松本雄二さんの講演でした。

 

 

今回の講座は、東大教養学部での講義内容を凝縮しての案内なので、東大に行かなくても無料で講義が聴けるという、ありがたい機会になりました(笑)

 

 

 「デコ活」ってなに⁉️

筆者は初めて接する言葉でした。

デカボ(decarbonization=脱炭素)+エコ活 

だそうです。

 

 

 炭素は二酸化炭素として大気中や陸地、海水中、地中に存在。

原始地球では炭素は二酸化炭素としてのみ存在し、原始地球の大気は現在の金星大気に似ているそう。

そして約46億年前から地球の冷却が進行して海ができ、植物がこの世に出てきたのは4億3,000年前と、気の遠くなるようなスケールの話です。

 

1860年以降の気温変化を見ると「太陽活動の変化と火山活動」と「二酸化炭素・メタン・一酸化二窒素の3つの温室効果ガス」の両方を同時に考慮すると、実際の気温変化と一致するそうです。

 

そして 樹木は死んだ細胞の蓄積体…とのこと。

 

終了後のアンケートでは、さまざまな感想が寄せられ受講者の関心の高さが感じられる講座でした。