学園ニュース

公開講座「アーカスプロジェクト2023 オープンスタジオツアー」

今回の公開講座は、もりや学びの里にあるアーカススタジオで開催されました。

アーカスとはラテン語で「門」

ART+FOCUS「登竜門」ということで、今年で30年目のプログラムです。

 

 

まず ディレクターの小澤慶介さんより「アーカスプロジェクト」について案内いただきました。

 

 

 

守谷に滞在して創作活動をする公募制のプログラムで、これまで37か国以上の国から122名以上のアーティストが活動してきたそうです。

 

 

2023年度招聘アーチストは

<スタジオ1>ローラ・クーパー(英国)

 

 

 

英国のバーミンガムを拠点に創作活動を行っているローラ・クーパーは、イノシシをめぐる日英の文化の差異を探り、映像を中心に作品化を試みています。

 

<スタジオ2>新藤冬華(日本)

 

 

 

北海道で開拓民の家に生まれ育った新藤は自らの背景と、守谷市とその近隣の地域にすむ人々がどのようにその地に辿り着き人生を歩んできたのかを重ね合わせ探っています、

 

<スタジオ3>ミロナリウ (オランダ)

 

 

 

オランダのロッテルダム在住でアルバニア出身のクロディアナ・ミローナと、台湾出身のユァン・チュン・リウによるアーティストデュオのミロナリウは、アートからデザイン、建築までの領域を横断しながら創作活動を行っていて、今回の滞在制作ではジャポニカ米「蓬莱米」について調べています。

 

「美術館にはアーティストはいなくて作品は展示されているが

アーティスト・イン・レジデンスでは、作品は未完成だがアーティストがいて作品を創っている」

 

参加された方はアーティストにいろいろと質問を投げかけていました。

興味を持たれた方は是非一度、学びの里のアーカススタジオを訪れてみてください。

 

いきいきシニアコース(第11回)

11月、12月は「地域コミュニティに参加しよう」がテーマです。

今回は筑波大学助教の辻大士先生に「社会参加でいきいきシニア~“つながり”づくりで健康長寿」の演題でご講義いただきました。

 

世界中の30万人以上から導きだした意見をまとめた結果です。

「寿命に与える影響の強さ」で最も多い意見は何だと思いますか?

正解は、「人とのつながり」だそうです。

ちなみに下4つは、生活習慣に関係するタバコ、飲酒、運動、肥満が関係しているようです。

まさに、「人は一人では生きていけない」ということですね。

愚痴や心配事を聞いてくれたり、困ったときに手を貸してくれたり、有益な情報を提供してくれたりなど、様々な社会的サポートがあってこそ、心身共に健康で長生きできると実感できます。

ということで、日本の健康づくり施策においては、個人の健康づくりだけではなく、社会環境を整え、地域に住みながらにして、知らない間に健康になっていたという状況が作れることを理想としているようです。

 

社会参加することのメリットを、データを示してご説明いただきました。

スポーツや趣味、町内会では、気の合う仲間と参加するということで要介護になるリスクが減るようです。

 

運動教室への参加が月に数回であっても、週1回以上一人で運動している人よりも、要介護になるリスクが多少減るようです。

 

更には、地域の集まりで、会長・副会長・会計・企画などの役についている人は、認知症になるリスクが減るようです。

 

更には、運動が盛んな地域に暮らすだけで(本人は特に運動しなくても)、認知症になるリスクが低くなるようです。

 

なぜそのようなことが起こるのかというと、、、、

 

社会参加が豊かな地域は、人とのつながりが多く、助け合いや協調行動が盛んになるようです。

健康に良い

行動が伝染する!

雰囲気が醸成される!

環境が整備される!

ということで、守谷市も人とのつながりを大切に、いきいきシニアが活躍する地域にしたいですね!!!

いや、すでになっているかも?と思った次第です。

 

 

まちづくり協議会コース(第10回.第11回)

地域防災ファシリテーター養成講座

国立研究開発法人 防災科学技術研究所

主任研究員 工学博士 李てよん氏

<2回目 地域の災害リスクを学ぶ>

<3回目 災害時と対応を学ぶ>

地域の災害危険性を知る(風水害)

記憶に新しい鬼怒川の氾濫でも、市の避難情報発表を待たずに自ら災害から命を守る行動をとる判断が必要であると学んだのではないでしょうか。

パソコンを使って学生同士で自分達の住まい守谷市のハザードマップを検索しました。災害が起きる前に自分達で地域の災害危険性を知る事が大事である。

 

風水害の避難は、「避難所へ行く」ことではないです。洪水ハザードマップから想定浸水深を確認し、自宅にとどまる(2階以上)、周辺の高い場所へ移動する、地域外の安全な場所へ移動することが重要です。

避難所に行けば安心?

分散避難の検討をする。

災害が起きた時に適切な行動をとるためには、今後起こる可能性のある災害で、自分がどのような影響を受けるのかをあらかじめ知り、事前に備えておくことが大切である。

 皆さんも是非、お住まいの地域のハザードマップを調べてみて下さい。

守谷を知るコース 第11回

 

「お巡りさんに聞く」

今回は取手警察署生活安全課および交通課より現役警察官の講師お二人をお招きしての講座でした。

 

 

まず茨城県でも守谷市でも窃盗犯が増えていて、今年9月までの守谷市内の窃盗犯件数は319件で、昨年より72件増加。

特に茨城県は人口10万人当たりの「自動車盗」(全国平均の約5倍)と「住宅侵入窃盗」(全国平均の約3倍)の犯罪率は全国ワースト1位という状況です。

 

 

 

「住宅侵入窃盗」では窓の約3割、出入り口の約4分の3が無施錠の状態で侵入されているので、外出する際はゴミ出し等の少しの時間でも確実に鍵をかけることが大切です。

また泥棒は侵入に時間がかかるのを嫌い、5分以上かかればあきらめるそうです。

窓ガラスには防犯フィルム、サッシに補助鍵等の対策をすることも必要ですね。

 

 

 

「自動車盗難」を防ぐには、防犯カメラや音や光を発する盗難防止装置の設置や、駐車場の扉がある場合は夜間は必ず扉を閉めカギをかけることが大切。

また車両の盗難防止装置(警報器、バー式ハンドルロック等)の設置など複数の防犯対策が必要です。

 

 

「特殊詐欺」の中で今年はパソコンのサポート詐欺が増加しており、PCがウイルスに感染したのでその復旧にコンビニで電子マネーカードを買ってくるよう指示される事例がありますが、これは詐欺です!!

 

 

茨城県警察の防犯アプリ「いばらきポリス」をダウンロードして、身の回りの犯罪等の発生情報を確認することができます。

 

 

続いて交通事故の死亡者は、コロナ禍の行動制限が緩和されてから増加しており、茨城県は全国ワースト10位です。

 

 

飲酒運転は犯罪です!

そして自転車は車両です!

 

 

 

歩行者を守る運転に心がけましょう!

 

横断歩道に歩行者がいるときに車を停止する率は

長野県は7割ですが、茨城県は3割しか止まらないそうです。。。

 

「エリア38」

 「エリア38」とは道路交通法第38条に「横断歩道を横断しようとしている歩行者がいるときは一時停止しなければならない」旨が定められていることがネーミングの由来で、横断歩行者保護意識を住民とともに高めるエリアを認定するもので、守谷市松並青葉地区が県内で初認定されました。

 

受講者からはいろいろな質問が相次ぎましたが、講師の方には真摯にお答えいただき充実した講座となりました。

 

 

 

 

守谷を知るコース(第10回)

守谷を知るコース10回目は、「もりあぐ(もりや循環型農食健協議会)」の活動。

もりあぐ代表理事の伊東さんがお話を聞かせてくれました。

 
もりあぐは守谷市の地産品に着目して、農作物や食品、健康を有機的につなげることで、地域資源の有効活用と持続的な地域活性化の好循環を狙っています。

 


もりあぐメンバーは、守谷の生産者である「大八洲開拓農業組合」や「まーの農園」、加工業の「お菓子の店メープル」、「藤井商店」、飲食店の「さくら坂VIVACE」、「ちばらぎ珈琲」など。

また、医療の「悠翔会」や「K-STYLE」など幅広い職種のメンバーです。

 


主な活動としては、

グリーンツーリズム事業

守谷の自然や街を案内して見て食べて買ってもらうツアーを開催。

畑や田んぼなど自然を感じて、守谷産の野菜を食べて、お土産も買えるという守谷を満喫出来るツアーです。

 
直販販促事業

駅前でのふるさ都市もりや朝市やさくら坂メルカートル、ふるさとみずき野朝市と地域の飲食をメインとした直売を展開。

特に第一日曜日開催の守谷駅前の朝市は80店舗を超える大規模な朝市で毎月賑わっていますね。

 
商品開発・メニュー開発事業

ほうれん草パウダーを使ったほうれん草パスタを商品化(今は停止中)

守谷の飲むヨーグルトを使ったヨーグルトタルトの販売促進。

守谷産の常陸秋そばを利用した蕎麦焼酎は市内の酒屋で購入出来るそうです。

  

都市近郊農業モデルの構築事業

茨城大学農学部との連携もとっており、農研機構との共同研究。

農作物の試作や1DAYキャンパスを開催したこともあるそうです。

 


コロナ禍における新たな活動としては、ドローンを使った最先端農業の推進や、テイクアウト・デリバリー事業を展開。

途切れることなく、さまざまな活動をされているんですね! 

 


また伊東さん自身は、ブランチ守谷に頑張る人を応援し、後押しするスタートアップ施設を招致して、テレワークや起業の手伝いをされています。

そして2024年春には、守谷市内に看護やコミュニティスペースなどの新施設が出来るそうです。

 
これからもますます精力的に活動していく、「もりあぐ」が楽しみですね!

 

 

公開講座「漢方薬を用いた高齢者のこころとからだのケア」

今回の公開講座は、「漢方薬を用いた高齢者のこころとからだのケア」ということで、筑波大学人間総合科学研究科 水上勝義先生にご講演いただきました。

金木犀の香りが漂う、秋晴れのお天気の中、参加者にお集まりいただきました晴れ

 

 

 

まずは、漢方薬の特徴と、西洋薬の違いについて。

西洋薬は、、、検査異常を確認し、診断のもと薬を選択する。科学的根拠(エビデンス)が強い。

漢方薬は、、、症状から選択する。検査異常がない不定愁訴でも使える。ストレス関連の症状にも良い。科学的根拠(エビデンス)が弱い。

ということで、漢方薬の良いところは、身体・精神の両者の症状に適応できる。副作用で西洋薬の使用が困難な時やはっきりとした診断は出ないが何となく体がだるいというときにも適用できるということです。

 

 

 

いくつかの主要な漢方薬をご紹介いただき、その効果などを教えていただきました。

それにしても、漢方薬の薬名は読むの難しいですね。。。

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう):認知症患者の肺炎リスクや嚥下障害の改善効果

酸棗仁湯(さんそうにんとう):睡眠薬減量効果

人参養栄湯(にんじんようえいとう):認知機能とうつ改善効果

薬の袋に番号がついていますが、これは保険適用で薬局でもらえるようです。

 

漢方薬を処方してもらいたくても、どこの病院やクリニックで処方箋をもらえるのかは、各自で情報を収集する必要がありますね。

ぜひ、漢方薬と西洋薬を上手に使い分けたいですね!

 

いきいきシニアコース(第10回)

「植物と暮らす」の第二回目は「園芸植物の種類や求め方」と題し、ジョイフル本田さんでの校外授業で、

前回同様アドバイザーの塚田さんより、実際にジョイフル本田さんの店頭で現物を見ながらお話を伺いました。

 

 

春の球根は今が植え時で、種の情報は袋の裏に「蒔き時」や「管理の仕方」が書いてあるので、よく読んでから植えること。

そして売り場には専門のスタッフがいるので是非聞いていただきたいとのことです。

 

 

売り場に入って一番目立つところは現在ハロウィンの飾りつけになっていますが、イベントに合わせて変えるので来月からはXmasのモミの木でいっぱいになります。

 

 

日本の土地は酸性が多いのでブルーベリーは簡単に植えられるそう^^

 

そして低木のシュラブや多肉植物のセダムは暑さや乾燥に強くお手入れが簡単なので、葉色で楽しむローメンテナンス植物だそうです。

 

 

 また「苗の選び方」のポイントについても伺いました。。。

 

さてここで質問です。

イチゴは野菜でしょうか?それとも果物でしょうか?

 

 

<答え>野菜でもあり果物でもある。

イチゴは畑にある時は野菜で、店頭に並んだときは果物だそうです(知らんかった~)

 

そんなやり取りをしながら、楽しく学べた講座でした。

 

 

 

 

 

まちづくり協議会コース(第9回)

地域防災ファシリテーター養成講座

国立研究開発法人 防災科学技術研究所

主任研究員 工学博士 李てよん氏

 

5回の講座が始まりました。

1回目は防災活動の考え方を学ぶ

 

公助(消防、警察、自衛隊)の割合がかなり低かった事がわかる。

自主防災組織や地区防災計画を地域住民で確立することが大切である。

地域防災における「知」の共有と活用

地域の防災力を高めるには、様々な地域コミュニティの連携・協力が重要(共助)

地域と学校の連携事例(こどもの安否確認)、地元事業所の協力事例(避難所運営)のお話しがありました。

 最後は、PCを使って、(防災対策・活動を支援するツール;YOU@RISK)というサイトを学生が検索しながら、守谷市の災害時状態を調べるという授業になりました。

災害が起きた時に適切な行動をとるためには、今後起こる可能性のある災害で、自分がどのような影響を受けるのかをあらかじめ知り、事前に備えておくことが大切である。

2回目はさらにPCによる演習となります。

いきいきシニアコース(第9回)

「緑を親しむ心豊かな健康ライフ」のテーマで、10月は「植物と暮らす」ということで、

ジョイフル本田のアドバイザー塚田さんにご講義いただきます。

 

 

今回は、「園芸の基礎知識と園芸植物の育て方」について、教えていただきました。

園芸植物を栽培する前の基礎知識として、植物の葉、根、茎、花(果実)のそれぞれの役割を学びました。

葉:光合成をし、養分を作る.水を吐き出すポンプの役割

根:水を集める.養分を貯蔵する

茎:根と葉をつなぐパイプ役.葉や花の基礎となる部分を作る

 

また、植物の家となる「土」や「肥料」についても詳しく教えていただき、いろいろな肥料をまけばよい

のではなく、植物に対する理解をもっと深める必要性を学びました。

 

次回は、ジョイフル本田@守谷店にて校外授業です!!

 

まちづくり協議会コース(第8回)

地域住民のニーズをつかむ手法を学ぶ

第2回目は

対話的なワークショップを通して地域住民のニーズをつかむ実践を試してみましょう!

                                

ワークショップでのファシリテーションのこつ

⌑ゆっくりはっきり話す。相手に自分の声を届ける。

⌑全体に目配りをしながら、穏やかな表情で。

⌑アイスブレーキング(解きほぐす、リラックスさせる)も必要に応じて行う。

⌑ワークショップの目的やねらいを明確に伝える。

⌑シェアリング(共有する)と総括をしっかり行う。

対話的なワークショップ

1.ブレインストーミング(アイデア出しのための基本的な方法)

 ・思いついたことは発信してみる。

 ・いけんをできるだけたくさんだす。

 ・他の人の意見を否定しない。

 ・建設的に発展させる意見は大歓迎。 

2.KJ法

3.ワールドカフェ

今回の授業ではワールドカフェ

(比較的参加人数が多くても、全員が声を発し、また多くの声が聞こえてくる方法)を体験しました。 

4人のグループを4箇所つくり、まずはリーダーを決め、リーダーは固定。リーダーⓁ

テーマは『守谷市のファンを増やすためには』です。

 

 

 

盛んな意見交換が行われました。

最後にリーダーが自分のグループのディスカッションをまとめ、報告しました。

短い時間でしたが実践体験で何か掴むものがあったのではないでしょうか。