学園ニュース

守谷を知るコース 第13回

守谷から世界に目を向けた「国際政治経済講座」は毎年大変好評で、今年も常陽産業研究所チーフエコノミストの尾家啓之先生にお話を伺いました。

 

「最近の国際政治経済金融情勢と今後の展望」

  

 

1.イスラエル・ガザ地区問題における、歴史的な背景と現状および地政学的なリスクについて

2.GDP2023年7月~9月期第1次速報では、コロナ禍前に戻りつつあること

3.日銀展望レポートにみる経済・物価のゆくえ

についてデータをもとに解説いただきました。

 

 

そして私たちにとって一番関心のある「2024年はどんな年?」

 

 

テレビ等で話題になっていた渋沢栄一さんの一万円札新紙幣は来年7月頃に流通開始するようですね。(もう忘れていました…^^)

 

 

 来年度の株式市場は?

との質問に、

「今年の評価として、そこそこ株価は伸びた」

「来年の見通しとして、新NISAの取り扱いが若い世代に増えてくるだろう」

しかし一般的に日銀の金利が上がると株価は下がるといわれているので、、、

 

何とも予測は難しいですね!

 

「来年は政治の年」になるそうです。

 

 

まちづくり協議会コース(第13回)

地域防災ファシリテーター養成講座

 〘地域主体の地区防災計画を学ぶ〙

李てよん(防災科学技術研究所)講師による5回目の講座最終回

今回はワークショップで、グループに分かれてワークシートの作成です。

  テーマは        

ワークシートの作成

講師と、学生同士と盛んなディスカッション。

                      

 ワークシートの作成で付箋紙を貼って。                                      

自治会に入っていない住民の対応、近所との繋がり、安否確認方法など

災害時の理想的な対応が話し合ったなかでは中心になる案件でした。

最後にグループごとに話し合った内容を発表しました。

 

学生同士の意見交換、議論で時間が足りない程でした。

講師も一回目からもっと学生の皆さんと意見交換をしたら良かったです、とおっしゃって5回目の講義が終わりました。

守谷を知るコース(第12回)

今回の守谷を知るコースは校外授業。

学校給食センター見学と検食

 


子供達がお世話になった守谷の給食センターに行ってきました。

受付にて健康チェックと検温をしてからセンター内に入ります。

 

歓迎のプレートが!嬉しいですね。

 


講師は給食センターの貝塚センター長と栄養士の寺田さん。
まずは給食センターの概要を聞いてから、実際に給食を作っているところを見学しました。

 

今年新しくなったばかりの給食センターはピカピカです。

給食を作る機械も最新のもので、ドライシステムや安全管理システムと衛生と安全に徹底的にこだわっています。


9つの小学校と4つの中学校で約6600食を毎日調理。

仕入れと安全と事故防止のため、3メニュー作っているそうです。

なるべく地産地消を心がけて仕入れをしていて、お米は100%守谷産。

アレルギー対応もバッチリで別の調理場で、個別に作っています。

 

 

写真はありませんが、人がすっぽり入れるほど大きな鍋では、味噌ラーメンの汁を食缶に入れている様子が見えて、匂いはしないのにとてもおいしそうでした。

違う列では、のっぺい汁を作っていて、里芋など具材を入れて大きなヘラで混ぜながらできあがりを見ることができました。

一釜で1000食作れるのだそう。

 

見学後は研修室にて給食センターのDVDを鑑賞。

一日の流れや衛生と安全、子供達の食育の拠点になっていることがよく分かりました。

 


最後はお楽しみの検食です。

子供達と同じ給食をいただくことができました。

 

わたし達のメニューはこちら。

 


餃子やスープと中華ごはんです。

どこの学校と同じだったかな。

中学生と同じ量なので、想像よりもボリュームがありました。

育ち盛りの子供達でも満足して、栄養もしっかり摂れるメニューです。

 


いまでも子供達の人気メニューは、カレーや唐揚げ、焼きそばなどだそうで、あまり変わっていないんですね。

昔懐かしい揚げパンも人気とおっしゃっていました。

 


日々、子供達の健康と食を考えて作られている給食。

栄養たっぷりの食事を提供してくれている給食センターに感謝です。

 

 

いきいきシニアコース(第13回)

「シニアの活動の場を探る」

前回に引き続き「シニアが活躍・輝くまち」と題し、守谷市役所企画課の矢崎さん、健幸長寿課の斉藤さん、そして市民協働推進課の高橋課長よりお話を伺いました。

 

まずシニアが活躍し輝くことができる場の事例として、以下の事例紹介があり、

 

 

いきいきシニアコースの受講生に協力の呼びかけがありました。

 

(1) 統計調査員について

 

 

 

統計調査のなかでも最も規模が大きく5年ごとに実施している「国勢調査」には、約300名の調査員が必要とのこと。

 

 

初めての方でも是非応募していただけるとありがたいとのことです。

 

続いて「シニアボランティアポイント制度」についてのご案内。

 

 

 

●守谷市内に在住の60歳以上の方が、市内の指定された介護保険事業所や、障がいサービス事業所でボランティア活動をしていただく制度です。

●まだスタートしたばかりの制度なので、今後は実際のボランティア活動の様子や各施設や登録者の方の声等を発信していく予定です。

 

 

次に「サロンボランティア」について。

 

 

守谷市内のサロンは31か所あるそうですが、ホームページ上では「自分の住まいの近くにどのようなサロンがあるのか分かりにくい」との意見があり、現在地図へのプロット等を検討しているそうです。

 

その他の事業について

(1)「公園里親事業」についてのご紹介。

 

 

 

 

(2) 「もりやコミュニテイ・スクールボランティアバンク」

学校でのボランティア活動に必要に応じて要請に応じるための登録制度ですが、活動地区に偏りがあるため広く人材を募集している状況です。

 

 

 

続いて

(3) 「もりやをきれいにしよう会」の紹介です。

 

 

 

最後にもう一度「守谷市はシニアが活躍し輝くことができるまち」なので、皆さんのお力をお貸しください!との依頼がありました。

 

まちづくり協議会コース(第12回)

                       

地域防災ファシリテーター養成講座

〘地域主体の地区防災計画を学ぶ〙

皆さんの地域では地区防災計画を策定していますか?

役立つ人・資機材・施設の活用

 「市町村内の一定の地区の居住者及び事業者が行う自発的な防災活動に関する計画」

講座では学生がPCでサイト「地域防災web」にアクセス、常総市の事例を検索しました。

地域と学校の連携を目的として、地域の防災上の課題や対策に関して地域の方々が作成した防災マップ(紙)を水海道の中学校の生徒らがパソコンを使ってデジタル化。

本講座4回目で共助の住民の責務(努力義務)自主防災組織のマニュアル作成の必要性を教わりました。

なかなか声を挙げてくれない要配慮者の把握や、支援方法の難しさ、など具体的な質問も出ました。

次回はワークショップで実際に防災計画を立ててみます。

 

 

いきいきシニアコース(第12回)

「シニアの活動の場を探る」

~まちづくり協議会をはじめ守谷市の市民応援事業でのシニア活躍の事例を知る~第1回

 

 

 

今回は守谷市役所市民協働推進課の高橋課長にご担当いただきました。

まず<もりやビジョン>の中で、

「地域主導・住民主導による市民王国もりや」の実現に向けたまちづくり」の位置づけとしてまちづくり協議会があり、

 

 

守谷市でも数年後には人口減少が始まることが予想され、これからの行政運営において「あれもこれも」対応することは困難になり

「あれかこれか」という対応になります。

 

 

「まちづくり協議会」の役割としては

・住民や団体、事業者等をつなぐ役割があり、

活動としては

・地域の活性化、課題解決につながる活動の実施(防犯・防災、健康・福祉、親睦・交流の活動)です。

 

 

そして「シニアの活躍の場」として各地区協議会の活動事例が紹介されました。

が、各地区の人口に対して協議会の構成員数がどこも不足しているので、ぜひ以下の活動に力を貸していただきたいとのことです。

 

 

「まちづくり協議会」への参加から参画へ!

それが「いきいきシニア王国もりや」の実現につながります。

 

 

次回は

~まちづくり協議会をはじめ守谷市の市民応援事業でのシニア活躍の事例を知る~第2回になります。

 

 

 

 

公開講座「アーカスプロジェクト2023 オープンスタジオツアー」

今回の公開講座は、もりや学びの里にあるアーカススタジオで開催されました。

アーカスとはラテン語で「門」

ART+FOCUS「登竜門」ということで、今年で30年目のプログラムです。

 

 

まず ディレクターの小澤慶介さんより「アーカスプロジェクト」について案内いただきました。

 

 

 

守谷に滞在して創作活動をする公募制のプログラムで、これまで37か国以上の国から122名以上のアーティストが活動してきたそうです。

 

 

2023年度招聘アーチストは

<スタジオ1>ローラ・クーパー(英国)

 

 

 

英国のバーミンガムを拠点に創作活動を行っているローラ・クーパーは、イノシシをめぐる日英の文化の差異を探り、映像を中心に作品化を試みています。

 

<スタジオ2>新藤冬華(日本)

 

 

 

北海道で開拓民の家に生まれ育った新藤は自らの背景と、守谷市とその近隣の地域にすむ人々がどのようにその地に辿り着き人生を歩んできたのかを重ね合わせ探っています、

 

<スタジオ3>ミロナリウ (オランダ)

 

 

 

オランダのロッテルダム在住でアルバニア出身のクロディアナ・ミローナと、台湾出身のユァン・チュン・リウによるアーティストデュオのミロナリウは、アートからデザイン、建築までの領域を横断しながら創作活動を行っていて、今回の滞在制作ではジャポニカ米「蓬莱米」について調べています。

 

「美術館にはアーティストはいなくて作品は展示されているが

アーティスト・イン・レジデンスでは、作品は未完成だがアーティストがいて作品を創っている」

 

参加された方はアーティストにいろいろと質問を投げかけていました。

興味を持たれた方は是非一度、学びの里のアーカススタジオを訪れてみてください。

 

いきいきシニアコース(第11回)

11月、12月は「地域コミュニティに参加しよう」がテーマです。

今回は筑波大学助教の辻大士先生に「社会参加でいきいきシニア~“つながり”づくりで健康長寿」の演題でご講義いただきました。

 

世界中の30万人以上から導きだした意見をまとめた結果です。

「寿命に与える影響の強さ」で最も多い意見は何だと思いますか?

正解は、「人とのつながり」だそうです。

ちなみに下4つは、生活習慣に関係するタバコ、飲酒、運動、肥満が関係しているようです。

まさに、「人は一人では生きていけない」ということですね。

愚痴や心配事を聞いてくれたり、困ったときに手を貸してくれたり、有益な情報を提供してくれたりなど、様々な社会的サポートがあってこそ、心身共に健康で長生きできると実感できます。

ということで、日本の健康づくり施策においては、個人の健康づくりだけではなく、社会環境を整え、地域に住みながらにして、知らない間に健康になっていたという状況が作れることを理想としているようです。

 

社会参加することのメリットを、データを示してご説明いただきました。

スポーツや趣味、町内会では、気の合う仲間と参加するということで要介護になるリスクが減るようです。

 

運動教室への参加が月に数回であっても、週1回以上一人で運動している人よりも、要介護になるリスクが多少減るようです。

 

更には、地域の集まりで、会長・副会長・会計・企画などの役についている人は、認知症になるリスクが減るようです。

 

更には、運動が盛んな地域に暮らすだけで(本人は特に運動しなくても)、認知症になるリスクが低くなるようです。

 

なぜそのようなことが起こるのかというと、、、、

 

社会参加が豊かな地域は、人とのつながりが多く、助け合いや協調行動が盛んになるようです。

健康に良い

行動が伝染する!

雰囲気が醸成される!

環境が整備される!

ということで、守谷市も人とのつながりを大切に、いきいきシニアが活躍する地域にしたいですね!!!

いや、すでになっているかも?と思った次第です。

 

 

まちづくり協議会コース(第10回.第11回)

地域防災ファシリテーター養成講座

国立研究開発法人 防災科学技術研究所

主任研究員 工学博士 李てよん氏

<2回目 地域の災害リスクを学ぶ>

<3回目 災害時と対応を学ぶ>

地域の災害危険性を知る(風水害)

記憶に新しい鬼怒川の氾濫でも、市の避難情報発表を待たずに自ら災害から命を守る行動をとる判断が必要であると学んだのではないでしょうか。

パソコンを使って学生同士で自分達の住まい守谷市のハザードマップを検索しました。災害が起きる前に自分達で地域の災害危険性を知る事が大事である。

 

風水害の避難は、「避難所へ行く」ことではないです。洪水ハザードマップから想定浸水深を確認し、自宅にとどまる(2階以上)、周辺の高い場所へ移動する、地域外の安全な場所へ移動することが重要です。

避難所に行けば安心?

分散避難の検討をする。

災害が起きた時に適切な行動をとるためには、今後起こる可能性のある災害で、自分がどのような影響を受けるのかをあらかじめ知り、事前に備えておくことが大切である。

 皆さんも是非、お住まいの地域のハザードマップを調べてみて下さい。

守谷を知るコース 第11回

 

「お巡りさんに聞く」

今回は取手警察署生活安全課および交通課より現役警察官の講師お二人をお招きしての講座でした。

 

 

まず茨城県でも守谷市でも窃盗犯が増えていて、今年9月までの守谷市内の窃盗犯件数は319件で、昨年より72件増加。

特に茨城県は人口10万人当たりの「自動車盗」(全国平均の約5倍)と「住宅侵入窃盗」(全国平均の約3倍)の犯罪率は全国ワースト1位という状況です。

 

 

 

「住宅侵入窃盗」では窓の約3割、出入り口の約4分の3が無施錠の状態で侵入されているので、外出する際はゴミ出し等の少しの時間でも確実に鍵をかけることが大切です。

また泥棒は侵入に時間がかかるのを嫌い、5分以上かかればあきらめるそうです。

窓ガラスには防犯フィルム、サッシに補助鍵等の対策をすることも必要ですね。

 

 

 

「自動車盗難」を防ぐには、防犯カメラや音や光を発する盗難防止装置の設置や、駐車場の扉がある場合は夜間は必ず扉を閉めカギをかけることが大切。

また車両の盗難防止装置(警報器、バー式ハンドルロック等)の設置など複数の防犯対策が必要です。

 

 

「特殊詐欺」の中で今年はパソコンのサポート詐欺が増加しており、PCがウイルスに感染したのでその復旧にコンビニで電子マネーカードを買ってくるよう指示される事例がありますが、これは詐欺です!!

 

 

茨城県警察の防犯アプリ「いばらきポリス」をダウンロードして、身の回りの犯罪等の発生情報を確認することができます。

 

 

続いて交通事故の死亡者は、コロナ禍の行動制限が緩和されてから増加しており、茨城県は全国ワースト10位です。

 

 

飲酒運転は犯罪です!

そして自転車は車両です!

 

 

 

歩行者を守る運転に心がけましょう!

 

横断歩道に歩行者がいるときに車を停止する率は

長野県は7割ですが、茨城県は3割しか止まらないそうです。。。

 

「エリア38」

 「エリア38」とは道路交通法第38条に「横断歩道を横断しようとしている歩行者がいるときは一時停止しなければならない」旨が定められていることがネーミングの由来で、横断歩行者保護意識を住民とともに高めるエリアを認定するもので、守谷市松並青葉地区が県内で初認定されました。

 

受講者からはいろいろな質問が相次ぎましたが、講師の方には真摯にお答えいただき充実した講座となりました。