学園ニュース
まちづくり協議会コース (第5回)
子どもの育成、地域の居場所づくり
子ども食堂を運営するためのネットワーク事例研究
茨城NPOセンター・コモンズ 大野覚 常務理事兼事務局長による講義が行われました。
子ども食堂の開設や運営を行うためのノウハウを事例紹介とともにお話ししていただきました。
そもそも「居場所」とは
1.人などがいるところ。いどころ。
2.その人が心を休めたり、活躍したりできる環境。
「出番」も意識しよう
居場所と出番は必ずセットに。
⇒福祉課題を抱えた人を、かわいそうな「支援対象」とばかり位置付けるのではなく、その人の特性、能力、経験、好きなことを活かし、居場所で積極的に活躍する「担い手」となる場面づくりを意識する。お客さん扱いしない。
子ども食堂を支えたい人のさらなる増加
コロナ禍を受けて、子ども食堂への寄付が増加。毎週のように食品寄贈の仲介が。子ども食堂ほど共感しやすく、応援が集まる活動は他にはない。
居場所を成功させるコツ
1.徹底的に調べ、考える!
2.仲間を集める
3.運営を担うチームと活動計画を作成
4.活動資源の確保
学生からの質問には、無料にするか、有料にするか運営チームの中でも意見が分かれているとのこと、
スタートするにあたり、当面は有料で何度か開催された様子をみて無料化しても良いのではと講師のアドバイスもありました。
守谷を知るコース 第5回
「守谷で頑張る企業を知ろう」
今回は守谷市商工会青年部部長の大山さんからお話を伺いました。
まず商工会とは、
そして商工会青年部とは、
「商工会の会員たる商工業者、またはその親族もしくはその後継者と認められるものであり、
かつ、その会員の営む事業に従事する満45歳以下の青年(男女)で構成」されているそうです。
青年部の事業としては、
イベントなどでの「守谷将門がぶりメンチ」の製造販売や
守谷市商工まつり~きらめき守谷夢彩都フェスタ~での青年部ブースの出店
今年は 9月30日(土)~10月1日(日)に守谷駅西口広場で開催予定です。
また、2014年~2019年に「守谷灼熱の雪合戦」も実施していましたが、コロナ禍の影響で現在は休止しています。
さらに「”絆”感謝運動」として、6月10日の商工会の日に守谷駅前や国道294号沿線歩道の清掃を行っています。
コロナ禍で開催できなかった守谷八坂神社祇園祭で、今年は7月29日に「こども神輿体験」を商工会青年部と八坂神社とのコラボ企画で実施し、
祇園祭では守谷の飲食店が12店舗出店しました。
また災害時にはボランティア活動として支援物資の受付等を行っています。
続いて「守谷で頑張る企業」の具体例として、
★㈱コトブキ・・・大型家具の製造
★泉屋食品・・・とり肉料理
★ひさご亭・・・和食、お好み焼き
★花みち・・・和食
などの紹介がありましたが、
私たちの周りにまだまだ他にも魅力的なお店がたくさんありますので「守谷市商工会」のホームページなどを参考に、ご自分で歩いて見つけるのも楽しいですね。
また商工会青年部では
「事業継承のためのセミナー」を開催し、
「創業セミナー」も実施もしていますので、関心のある方はどうぞお気軽にお問合せしてみて下さい。
いきいきシニアコース(第5回)
今回は、「あたまが喜ぶ!こころが笑う!臨床美術」のテーマで、臨床美術士の大本英美先生にご指導いただきました。
臨床美術とは、認知症の症状を改善することを目的として、1996年に実践と研究がスタートしたそうです。
美術活動を通して脳活動を活性化し、楽しみながら作品を作るアートセラピーで、現在では、子どもたちや社会人のメンタルヘルスでも活用されているそうです。
感覚刺激や記憶と知識の刺激の導入によって参加者の内側から「ひらめき」や「意欲」をわき起こし、五感を刺激することで、脳の活性化へつなげるという活動です!
本日の制作活動は、「カラフルコンポジション」というものを体験しました。
準備するものは、紙やすりとオイルパステルです。
1、白で好きなように線を描きます。
2、線が交わってできたスペースを好きな色で塗っていきます。
塗るだけではなく、線や点、模様などを入れてもOK!
3、できた作品を台紙に張ります。
出来上がった、みなさんのとっても素敵な作品です
先生から、全員の作品に対してコメントをいただきました。
「すべて素晴らしい作品です!!!!」と。
ワクワク★ドキドキな体験を通じて、あたまを喜ばせることができたのではないでしょうか?
次回は、音楽で脳を刺激します
まちづくり協議会コース (第4回)
子どもの育成、地域の居場所づくり
『もりやっ子食堂』立ち上げの経緯と事例研究
ほっとカモン代表 大塚宏子講師により、子ども食堂を守谷で立ち上げるご苦労、コロナ禍での対策、今後の展開についてお話しして頂きました。
コロナ前 コロナ以降
2023年
「もりやっ子食堂」の目標
①保健福祉・・食と交流・遊びを通じて、子ども達が地域の大人たちとふれあい、楽しく交流することができる居場所へ
②子どもの健全育成・・食と交流・遊びを通じて、子ども達の健やかな成長を見守り、子ども達が安心して集うことができる地域の居場所へ
③まちづくり・・食と交流・遊びを通じて、老若男女の人と人がゆるやかに出会い、ふれ合い、支え合うことができる地域づくり取組との連携を大切にします。
守谷市ではまだ2団体の子ども食堂しかありません、これから小学校区にひとつずつの子ども食堂ができる事を目指して、皆様にご協力をお願いしたいとのお話で締めくくりとなりました。
いきいきシニアコース(第4回)
今回は、こころとからだが喜ぶ体験「パーソナルカラーを知っておしゃれを楽しみましょう!」というテーマで、
ケアビューティストの尾形直美先生にご講義いただきました。
「パーソナルカラー」という言葉を初めて聞いた参加者が多かったです。
人が生まれながらにして持っている色、ということで髪の毛、肌、目、唇の色から判断し、その人自身の魅力を引き立てる色ということです。
健康的で若々しく見えるとうれしいですね
今回は簡易ではありますが、各自のパーソナルカラーを診断しました。
結果から、4つのグループのどれに当てはまるか確認しました。
季節のシーンからイメージしやすいということで季節の名前がついています。
各季節別に似合うファッションを教えていただきました。
自分が好きな色とパーソナルカラーが異なる人は、差し色として、ファッションの小物にワンポイントとして使用するなどアドバイスがありました。
春と秋は「イエベ」、夏と冬は「ブルべ」ですねー。
※イエベ:黄色ベースで温かみのある色、ブルべ:青色ベースで涼しげな色
また、色別の色彩心理についても、教えていただきました。
「赤色」は意欲的に見える色ではありますが、相手によっては凶暴性を増す可能性があるため、場所や相手によって着ていく服の色を変えることも大切なようです。
加齢とともに、地味な色や同じような色の服を着る傾向にありますが、毎日着る服を考えることや色を楽しむことは脳を刺激し、活性化につながることがわかりました
毎日のファッションでワクワクしましょう♪
第四回 守谷を知るコース
梅雨がようやく明けて夏本番ですね!
第四回目の守谷を知るコースは、この時期にぴったり。
八坂神社の下村宮司による「守谷の歴史を見守る八坂神社」
守谷祇園祭のガイドブックをいただきました。
お祭りの意義、守谷のお祭り、地域の関わりなど、守谷のお祭りの歴史がよくわかる小冊子です。
日本人は無宗教が多いと言いますが、実は宗教行事を多く行なっているとのこと。
初詣で豆まき、なんとお年玉も宗教行事だそう。
日本人にとっての宗教はやることに意義があり、四季折々のお祭りや行事、お宮参りや厄除けなど人生の節目に宗教行事。
12月末の一週間は、キリスト教のクリスマスに大晦日はお寺で除夜の鐘、年を明けると神社で初詣、言われてみたら、、、そうですね!
お祭りとは、「ハレとケ」
「ケ」はけがれと言いますが、汚れではなくて「日常」。日々の生活は少しずつ疲れて気力が枯れていきます。それを「非日常」である「ハレ」のお祭りを行い、非日常の事をして気力を持ち直すそうです。晴れ着、晴れ舞台、晴れ姿、ハレの名の付く言葉が昔からあります。
毎日、日常を過ごし、季節や人生の節目に非日常(お祭り)を行い、人は生きてきたのですね。
今週、八坂神社で行われる「守谷祇園祭」は25日(火)〜29日(土)
メインは29日の土曜日です。
御神輿が1台、山車が5台、織が19本。
御神輿は江戸時代からの決まりを守り、24人交代なしで800kgの神輿を10町会、10km練り歩くそうです。
山車の上では、ひょっとこやおかめが軽快に踊り、競うように山車が激しく回るのが守谷祇園祭の見どころ。
江戸時代から使われているという、「ひょっとこ」と「おかめ」のお面を持って来てくれました。
木で造られた歴史ある面、裏側を見る機会はなかなかないですね。
土曜日の16:00〜17:00は初の試み「子供神輿」があるそうです。
商工会青年部が企画した、氏子でなくても子供達が参加できる子供神輿で、子供達に夏の思い出を作って欲しい思いが込められています。
人と神様が楽しみあう、非日常のハレの日であるお祭り。
日頃の疲れが飛び、活気があり、元気がもらえるお祭り。
週末は八坂神社に出向いて、守谷の祇園祭を楽しみたいですね。
まちづくり協議会コース (第3回)
子どもの育成、地域の居場所づくり
《子ども食堂の社会的背景と実践事例研究》
講師に、栗林知絵子 氏 (NPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク理事長) を迎え、豊島区の事例紹介をしていただきました。
子どもの居場所をつくるプレーパーク。子ども達が自分を肯定できる場所。
地域と子供がつながる場(プラットホーム)
孤立しがちな家庭が地域とつながる場
地域の多文化交流拠点
子ども食堂(居場所)に必要な三つの間:仲間、時間、空間
特養ホームのコミュニティスペースや独居のお年寄りのお宅をお借りして、など工夫された事例の紹介
災害時のサポートにも役立つおせっかいの輪
学生など協力してもらえる人はどうやって増やしていけるか、資金の確保はどうやっているのか、講師への具体的な質問が多数むけられました。
守谷を知るコース 第3回
第3回目は「守谷市における地域医療連携活動」と題し、総合守谷第一病院 患者相談支援副センター長の定野さんにお話を伺いました。
現在の日本の高齢化率は29.3%なので、すでに「超高齢社会」になっています。
そして2025年には国民の3人に1人が65歳以上の高齢者になり、「高齢化の進展に伴う変化」が起こってきます。
それが2025年問題で、社会保障費が急増し介護人材の不足が顕著になります(>_<)
そこで「かかりつけ医としての診療所」と「病院(ベッド数20床以上)」が連携し、また役割を分担することにより質の高い医療を効率的に提供する必要があるのですが、病院もその機能によって役割が異なるので「病院と病院の連携」も大切だということです。
守谷市には「高度急性期」の病床や「慢性期」の病床がないため、近隣のつくば市、取手市、常総市と連携する必要があります。
病院を退院すること、イコール「完治」ではなくなり、「どこまでの治療を望み、どこでどのような生活をしていくか」
それぞれの状況(家族・経済・生活歴など)によって価値観も多様化しているので、どれが正解ということもないそうです。
これからは「治すこと、救うこと」から「支える医療」が大切とのこと。
まとめとして、
2025年に向け、医療・介護・予防・住まい・生活支援が一体的に提供されるよう医療の機能分化、
訪問診療のできる医療機関や介護サービスなどの増加など
社会資源や政策は整いつつあるものの完璧ではないのが現状だそうです。
最後に、住み慣れた地域で健やかで幸せに暮らせるよう、
認知症にならないよう気をつけて生活し、健康診断を受け、かかりつけ医をもって「何かあったらすぐ相談する」ことが個人としてやれること。
地域の総合相談窓口として「守谷市地域包括支援センター」があり、入院したら「患者相談支援センター」があるので、必要に応じて相談してくださいとのことでした。
いきいきシニアコース(第3回)
2回のイントロダクションが終わり、7月・8月の4回は「こころとあたまが喜ぶ体験」というテーマでワクワク、ドキドキする体験をしていきます。
今回は「脳トレエクササイズであたまに刺激を与えましょう!」ということで健康運動指導士の大月直美先生に教えていただきました。
脳トレとは、脳を活性化させるトレーニング
脳トレは、認知機能(記憶、思考、計算、注意、言語、実行など)の賦活、低下抑制のために必要です!
脳トレエクササイズで、いろいろな刺激を取り入れ、ワクワク・ドキドキしながら主体的に取り組むことにより、脳が活性化されます!
ということで、手指体操や他己紹介、レクリエーションで楽しい時間を過ごしました♪
みなさん、たくさん笑って、声を出して、コミュニケーションがとれたようです
ワクワク・ドキドキ体験で5歳ほど若返ったでしょうか?
いきいきシニアコース(第2回)
守谷市の健幸長寿の政策
~元気でいきいきと暮らすために~
今週のいきいきシニアコースは、守谷市健幸長寿課の方からお話を伺いました。
まずは健幸長寿課の滝本課長より守谷市内6地区の高齢化率について説明があり、本年度の高齢化率は 23.68%となっており既に計画値(22.8%)よりも高くなっていて、昨年度の介護保険新規認定者の平均年齢は80.9歳とのこと。
要介護(要支援)となる原因ベスト3は、
・認知症(男女共通)
・男性(がん、脳血管疾患)
・女性(関節症、骨折)
では今から何をすればいいの??
↓
それには
「運動」・・・1日7,000歩以上歩く
「社会参加」・・外へ出ること
「食事」・・・納豆、卵、牛乳、サバ缶などのタンパク質をとること
そして朝日を浴びて昼食時間を決めた規則的な生活をすることがフレイル予防になるそうです。
続いて、守谷市内で行われている「シニアクラブ」や「サロン」の紹介があり、介護予防のための「あした大作戦」について説明がありました。
「あ・し・た」とは
あ 歩く
し しゃべる
た 食べる
そして「あ・し・た 大作戦」の具体的な 教室、講座、講演会などの案内があり、
その中でバランス能力を調べる「開眼片足立ち」測定では、「シニア運動教室」に参加した高齢者の2割の方が15秒以下でバランス能力の低下による転倒リスクがあることが分かり、本日の講座受講者も全員立ち上がって背伸びをしてから体験してみました。
その結果、講座受講者の約半数が30秒以上立っていることができました。
引き続き講座を受講して「いきいきシニア」を実践していきましょう!