学園ニュース
まちづくり協議会コース(第3回)
これから3回に渡っての講座は
「住民流×自助型の地域福祉」で災害時代を生き残る
住民流福祉総合研究所の木原先生が講師です。
1回目は自助についての話が中心でした。
「自助」とは災害時にまず自分の身の安全を守ること(家族含む)
ご近所やコミニュティで助け合う「共助」、市や警察などが救助援助してくれる「公助」があります。
ポイントは助けられ上手になること、ご近所で助けてもらう人を見つけておく。
互いに助け合う環境を作っておくこと。
助けエリア・安心エリアを持つ、なかなか難しそうです。
「この一ヵ月で見知らぬ人を助けたか?」
この問いの日本の順位にショック…
自分のここ一ヵ月を振り返ると助けるような場面に遭遇してないので助けていない。
でももし、遭遇していたら助けていたかと思うと自信がない。
考えさせられる問いでした。
ちなみに上位はアフリカだそうです。
先生が教えてくれた「助けられ上手への一歩」
シンプルな内容だけど、出来ていないと思う自分。
これから心がけていきたいと思いました。
普段あまり顔を合わせないのでご近所付き合い出来てないです^^;
日常の大事な部分を気づかせてくれる講義でした。
受講生には宿題が出ていました、次回は内容がもっと深くなっていきそうです。
守谷を知るコース(第3回)校外学習
守谷を知るコースの第3回目は「守谷の史跡と文化財巡り」パート2
バスに乗って実際に守谷の史跡と文化財を見に行きました。
バスに乗って市内を回るってなかなかない機会ですね。
校外学習ですが、ミニ遠足気分です。
前回に続き守谷の歴史を学ぶ会会員の大原さんも同行、説明をしてくれました。
最初はジョイフル本田裏にある「小菅家住宅表門」
茶房かやの木です。奥の古民家ではお蕎麦や甘味がいただけます。
瓦の上には亀。
明治期に建築されたと推定されています。
高野小学校そばにある「海禅寺」
京都に来たような風景。
平将門と7人の影武者の墓があります。
7人も影武者がいたのですね。
海禅寺内にある天然記念物の「スダジイ」
樹齢は約250年と推定、巨大な樹木はなんだかパワーをもらえそう!
守谷高校近くにある「大円寺」
住職からのお話もありました。
ここは50年無人のお寺だったのを草刈りから始まり、修復していったそうです。
きれいな庭と建物に以前の様子はみじんも感じられません。
とても大変だったことと想像しました。
木造釈迦如来坐像
欅造りの仏像で平安末期〜鎌倉初期に造られたそう。
県の指定文化財、とても大きく薬師如来像だったのではと思われています。
またムクノキは高さ18m、周囲5.9mと巨大で樹齢は500年と推定。
市の天然記念物になっています。
途中、市役所でトイレ休憩。
市の花の山百合がきれいに咲いていました。
最後は本町にある「八坂神社」
まだ茅の輪が飾られていたので、みんな茅の輪くぐり。
八坂神社はスサノオノミコトを祀っている神社。
スサノオノミコトが八岐大蛇を退治する大きな絵馬が奉納されていました。
宮司から祇園祭についてのお話も聞きました。
江戸時代から今の形で100年以上続いている祇園祭、神輿はなんと800kg!
24人交代なしで8時間練り歩きます、交代なしはなかなかないそうです。
神輿は移動式神社、神様が神輿に乗って年に一回のお出かけして疫病退散を願います。
今回、四方に鳥居があることを初めて知りました。
よく見たらあります!神輿を見たことは何度もあったのに気づいてませんでした。
祇園祭では名物の山車が5台、各町から出ます。
ぐるぐるとすごいスピードで回る山車の上でひょっとこが踊るその姿は迫力があり、一度は見たい守谷の無形民俗です。
目が回らないのか?お聞きしたら、、、やっぱり回るそうです^^;
今年は今のところ開催予定で準備が進められています。
祇園祭は7月30日、ぜひ見に行きたいと思いました。
市内の史跡と文化財巡りは聞くだけでなく、実際に自分の目で見て、説明を聞いて
さらに守谷の歴史に興味が湧いたのではないかと思いました。
いきいきシニアコース(第3回)
長寿時代の豊かなシニアライフを考える
~シルバー人材センターでの生きがい作り~
守谷市でのシルバー人材センターは平成2年に「守谷町ミニ・シルバー人材センター」として創立され、平成24年に茨城県知事の認定を受けて「公益社団法人 守谷市シルバー人材センター」に移行し、現在の会員数は378名、平均年齢73.6歳とのことです。
講師は守谷市シルバー人材センター理事長の豊谷如秀さんです。
現在の課題は入会者の高齢化と会員数の伸び悩みで、特に守谷市にお住まいの方は現役時代に都市通勤だった方が多く地元志向が弱いのが特徴とのこと。
シルバー人材センターに登録された方の主な就業先として
公民館(中央、郷州、北守谷、高野)の運営管理を担ったり、
国際交流研修センター(ログハウス)
もりや学びの里
市民交流館(モリヤガーレ)
文化会館
保健センターなど公共施設の施設管理を行っています。
公共関係の軽作業としては
中央図書館から各公民館や各小中学校への図書配送や、区長への広報誌の配達などがあります。
守谷駅周辺での放置自転車啓発業務や放置ごみの回収をされている方も時々お見かけしますが、これらもシルバー人材センターの方がやっていらっしゃるのですね。
商業施設では、リサイクルボックスや買い物かごの回収をしたり、カート回収をされている方もよくお見かけします。
一番大変だな~と思われるのは、真夏の草刈りや剪定業務ですね。なかなか個人では上手く剪定できないところも綺麗にやっていただけるので助かりますが、申込数が多く2~3か月待ちという場合もあるそうです。
今回の講座を受講されている学生の中に、ご自身がシルバー人材センターの会員となって働いている方もいらっしゃいました。
また講師の豊谷さんは守谷市内のお寺のご住職さんでもあるので、残った講義時間を利用して市内の寺院の歴史についてもお話をいただきました。(これもまた大変興味深いものでした^^)
市民科学ゼミ(第2回)
今年度、新設された「市民科学ゼミ」が6月21日から始まっています。
テーマは、
" 守谷ファンを増やす研究 "
30歳〜80歳台の参加者9人がゼミ生です。
1回目は、内閣府に出向されている守谷市総務部の恩田さんから、
「国の進める地方創生・関係人口の増加施策」
について、ご講義いただきました。
キーワードとなる「関係人口」について理解を深めました。
2回目は、本ゼミの担当教諭である、茨城大学人文社会科学部教授の伊藤哲司先生の講義でした。
先生の活動フィールドなどについて、大変興味あるお話しでした。
私たちを変え、社会的ジレンマを超克していくのは、つむぎだされた「物語」であり、我々は「物語モード」で生きているというお話がありました。
ぜひ、このゼミにおいてアクションを起こし、物語を変え、ひとつの物語として、人々に受け入れられる活動をしていきましょう!と
最後は参加者の自己紹介を、3つのキーワードを挙げておこないました。
みなさん、さまざまなフィールドで活動されていて、これからがとっても楽しみです
個人は微力ですが、共に協働し、「希望の木」をつくり、物語変革者になりましょう!
と、言うことで、今後の活動を楽しみにしておいてください
守谷を知るコース(第2回)
第2回目の講座は歴史、「守谷の史跡と文化財<パート1>」でした。
守谷の史跡などについて守谷の歴史を学ぶ会会員の大原さんがお話を聞かせてくれました。
守谷市の史跡の中で市の指定を受けている史跡は2ヶ所、守谷城址と赤法花の一里塚です。
守谷城址はハッキリとはしていませんが、鎌倉時代の御家人「相馬師常」が築城したといわれているそうです。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が放送中なので思わずドラマの映像が脳裏をよぎります。
守谷城址の復原縄張り図
赤法花の一里塚は小貝川そばにあり、階段を登っていくと石碑があるそうです。
一里塚とは一里(4km)ごとに塚を築き旅行者が旅程を知るための目標、昔の人は一里塚を利用して旅をしていたのですね。
守谷市の文化財マップ
守谷市には国宝などの文化財はないですが、建造物や彫刻、古文書、天然記念物など21件の文化財があります。
「永泉寺」には鎌倉時代から南北朝時代と推定される聖徳太子像。
「茶房かやの木」の門は明治時代に建設されたと推定される「小菅家住宅表門」です。
「八坂神社」の祇園祭は無形民族で指定されています。今年は開催されるそうなので楽しみです。
「正安寺」の寅薬師如来坐像は技法に室町時代の特徴が見られる彫刻。12年に一度、寅年に開帳されます。今年はちょうど寅年、10月10日に開帳なのでグッドタイミングですね!
明治時代の守谷町の地図
昔は千葉県だったそうです。相馬氏が当主で柏や我孫子、流山の一部も支配下だったので、守谷などは北の方で「北相馬郡」(守谷市の前は北相馬郡守谷町)
なるほどです!もっと詳しく知りたくなってきます。
次回は「守谷の史跡と文化財巡り<パート2>」
教室受講者はバスに乗って、史跡マップを持って、市内の史跡巡りをしてきます。
どこを巡るミニ遠足でしょう⁈ 楽しみですね。