学園ニュース

いきいきシニアコース(第3回)

 

長寿時代の豊かなシニアライフを考える

~シルバー人材センターでの生きがい作り~

 

守谷市でのシルバー人材センターは平成2年に「守谷町ミニ・シルバー人材センター」として創立され、平成24年に茨城県知事の認定を受けて「公益社団法人 守谷市シルバー人材センター」に移行し、現在の会員数は378名、平均年齢73.6歳とのことです。

 

 

講師は守谷市シルバー人材センター理事長の豊谷如秀さんです。

現在の課題は入会者の高齢化と会員数の伸び悩みで、特に守谷市にお住まいの方は現役時代に都市通勤だった方が多く地元志向が弱いのが特徴とのこと。

 

 

 

 

シルバー人材センターに登録された方の主な就業先として

公民館(中央、郷州、北守谷、高野)の運営管理を担ったり、

国際交流研修センター(ログハウス)

もりや学びの里

市民交流館(モリヤガーレ)

文化会館

保健センターなど公共施設の施設管理を行っています。

 

 

公共関係の軽作業としては

中央図書館から各公民館や各小中学校への図書配送や、区長への広報誌の配達などがあります。

守谷駅周辺での放置自転車啓発業務や放置ごみの回収をされている方も時々お見かけしますが、これらもシルバー人材センターの方がやっていらっしゃるのですね。

商業施設では、リサイクルボックスや買い物かごの回収をしたり、カート回収をされている方もよくお見かけします。

一番大変だな~と思われるのは、真夏の草刈りや剪定業務ですね。なかなか個人では上手く剪定できないところも綺麗にやっていただけるので助かりますが、申込数が多く2~3か月待ちという場合もあるそうです。

 

今回の講座を受講されている学生の中に、ご自身がシルバー人材センターの会員となって働いている方もいらっしゃいました。

また講師の豊谷さんは守谷市内のお寺のご住職さんでもあるので、残った講義時間を利用して市内の寺院の歴史についてもお話をいただきました。(これもまた大変興味深いものでした^^)

 

 

 

市民科学ゼミ(第2回)

今年度、新設された「市民科学ゼミ」が6月21日から始まっています。

テーマは、

" 守谷ファンを増やす研究 "

30歳〜80歳台の参加者9人がゼミ生です。

 

1回目は、内閣府に出向されている守谷市総務部の恩田さんから、

「国の進める地方創生・関係人口の増加施策」

について、ご講義いただきました。

キーワードとなる「関係人口」について理解を深めました。

 

2回目は、本ゼミの担当教諭である、茨城大学人文社会科学部教授の伊藤哲司先生の講義でした。

 

先生の活動フィールドなどについて、大変興味あるお話しでした。

 

私たちを変え、社会的ジレンマを超克していくのは、つむぎだされた「物語」であり、我々は「物語モード」で生きているというお話がありました。

ぜひ、このゼミにおいてアクションを起こし、物語を変え、ひとつの物語として、人々に受け入れられる活動をしていきましょう!とピース

 

最後は参加者の自己紹介を、3つのキーワードを挙げておこないました。

みなさん、さまざまなフィールドで活動されていて、これからがとっても楽しみですにっこり

 

個人は微力ですが、共に協働し、「希望の木」をつくり、物語変革者になりましょう!

 

と、言うことで、今後の活動を楽しみにしておいてくださいキラキラ

 

守谷を知るコース(第2回)

第2回目の講座は歴史、「守谷の史跡と文化財<パート1>」でした。

守谷の史跡などについて守谷の歴史を学ぶ会会員の大原さんがお話を聞かせてくれました。

 

 

 

守谷市の史跡の中で市の指定を受けている史跡は2ヶ所、守谷城址赤法花の一里塚です。

 

 

守谷城址はハッキリとはしていませんが、鎌倉時代の御家人「相馬師常」が築城したといわれているそうです。

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が放送中なので思わずドラマの映像が脳裏をよぎります。

 

 

守谷城址の復原縄張り図

 

赤法花の一里塚は小貝川そばにあり、階段を登っていくと石碑があるそうです。

一里塚とは一里(4km)ごとに塚を築き旅行者が旅程を知るための目標、昔の人は一里塚を利用して旅をしていたのですね。

 

 

守谷市の文化財マップ

守谷市には国宝などの文化財はないですが、建造物や彫刻、古文書、天然記念物など21件の文化財があります。

 

「永泉寺」には鎌倉時代から南北朝時代と推定される聖徳太子像。

「茶房かやの木」の門は明治時代に建設されたと推定される「小菅家住宅表門」です。

「八坂神社」の祇園祭は無形民族で指定されています。今年は開催されるそうなので楽しみです。

「正安寺」の寅薬師如来坐像は技法に室町時代の特徴が見られる彫刻。12年に一度、寅年に開帳されます。今年はちょうど寅年、10月10日に開帳なのでグッドタイミングですね!

 

 

明治時代の守谷町の地図

昔は千葉県だったそうです。相馬氏が当主で柏や我孫子、流山の一部も支配下だったので、守谷などは北の方で「北相馬郡」(守谷市の前は北相馬郡守谷町)

なるほどです!もっと詳しく知りたくなってきます。

 

 

次回は「守谷の史跡と文化財巡り<パート2>」

教室受講者はバスに乗って、史跡マップを持って、市内の史跡巡りをしてきます。

どこを巡るミニ遠足でしょう⁈ 楽しみですね。

 

 

 

 

 

まちづくり協議会コース(第2回)

暑い日が続く中、第2回の講座が開催されました。

 

「まちづくり協議会イントロダクション・後半」

まちづくり協議会の課題と今後の展望を各まちづくり協議会メンバーがパネルディスカッション。

9つあるまちづくり協議会から5つの地区の代表者が各まちづくり協議会のお話を聞かせてくれました。

 

 

★高野地区まちづくり協議会

高野、鈴塚、乙子、松ヶ丘、けやき台、美園 (ジョイフル本田や西友楽市あたりを中心とした地区)

 

今年の主な活動は福祉や防犯、グランドゴルフや健康講座を開催。

ゴールデンウィーク前後には遊歩道や公園に鯉のぼりを飾っており住民に好評です。

利根川沿いの河川敷に彼岸花や花桃を植えて雑草・倒木の除去なども行なっています。

地域の課題を解決するためにプロジェクト毎の活動から地区毎の活動に変えて行くそう。

 

 

★守谷B地区まちづくりふれあい会

岩町、原、岩東町、北園、大原、清水、原本町、栄町、松並青葉東、松並青葉西、レーベン守谷松並 (守谷駅周辺)

 

昔ながらの地域と新しく転入してきた地域で構成されているため、年齢差があります。

去年、防災防犯チームと親睦交流チームに分けて活動し、あいさつ運動や地区敬老行事、守谷ひなまつりに協賛。

出来ることからとりあえずやってみよう!すぐに活動に移すのがモットーです。

 

 

★大野地区まちづくり協議会

上坪、中坪、向崎、新山、大柏、下ケ戸 (アサヒビールや守谷SAあたりとした地域)

 

昔ながらの地域である大野地区には子供が少ないことが悩みの種。

子供の話からお嫁さん→婚活と話が飛んで楽しくタメになるお話も聞けました。

防災や敬老行事に加えて、認知症サポーター養成講座や認知症声がけ模擬訓練など現状に合わせた活動をしています。

 

 

★北守谷地区まちづくり協議会

久保ヶ丘、松前台、御所ヶ丘、薬師台 (新守谷駅方面)

 

地域や世代を超えた交流を広がるまちづくりが基本理念。

もっと女性に参加してもらい活発に活動をしていきたいそうです。

助け合い支え合いの仕組みづくりや生活環境の整備に力を入れています。

また、こども食堂の実施や休日には手作りカフェを開催して地域の人との交流をはかっています。

 

 

★大井沢まちづくり協議会

立沢、大山新田、大木、東板戸井、西板戸井 (鬼怒川を挟んだ広い地域)

 

広い地域で構成されており住宅街から農村地区までさまざま。

昔からまちづくりを進めてきており、大井沢地区地域福祉活動計画実行委員会の連携をさらに深めて発展させた組織です。

地域ならではの正月のお炊き上げやあわんとり大会の活動もされています。

 

各まちづくり協議会には共通する活動、その地域によった活動があり、興味深かったです。

受講生から、各まちづくり協議会が集まって情報交換をしたり、互いに助け合ってはどうかとの質問があがりました。

全体でのミーティングは市が取りまとめており、すでに形はあるそうです。

ですがコロナ禍で止まっており、いずれ再開したいそう。

これは期待したいですね。

 

 

いきいきシニアコース(第2回)

長寿時代の豊かな豊かなシニアライフを考える

~自分らしい第2、第3ステージの生き方~

 

 

第2回目は前回の振り返りと、自分らしく豊かなシニアライフを送るための目標設定をしました。

まず、4つの生きがいマップについて教室学生はペアで話し合い、会場での講義に参加できないオンライン学生は、オンライン学生同士のグループラインで話し合いをされました。

4つの生きがいマップとは、第1回の講座で書き出した以下の項目です。

・好きなこと(どんなところが好きなのか)

・得意なこと(なぜ得意なのか)

・必要とされていること(誰の役に立てるのか)

・有償・無償で仕事になること(何ができるのか)

 

 

自分の生きがいマップを書くことで自分の在り方・価値観・特長が確認できて「生きがい=生きるはりあい」をつかむ手がかりになり、「生きがい=生きるはりあい」がある人は約2.4倍アルツハイマー型認知症になりにくいというデータもあるそうです。

また、自分を取り巻く環境や関係者とのつながりや関係性(無形資産)を改めて考えてみることは、自分らしい生き方の実現になるとのこと。

 

 

講師の須賀先生は、「豊かなシニアライフ宣言(目標設定)をするために、通常は自分のやりたいことリスト(Wish List)を100個書いてもらうのですが、 今日は時間がないので100個は出さなくてもいいです(^^)/」と。

受講された皆さんはそれぞれ自分のやりたいことを書き出して、そのための第一歩として明日から何をするかを決め、グループに分かれて発表し合い講義終了となりました。

限られた時間の中で皆さん自分の考えをまとめられ、積極的に発表されている姿が印象的でした。

 

次回の「いきいきシニアコース~長寿時代の豊かなシニアライフを考える~」は、7月8日「シルバー人材センターで生きがい作り」です。