学園ニュース

守谷を知るコース 第11回

今回は「守谷における動植物」と題し、茨城県自然博物館での校外学習でした。

 

 

毎週土曜日は小中高生は無料で入館できるということで、県外からのお客さまもたくさん訪れていました。

 

20名以上の団体で70歳以上だと340円で入れますので、市民大学の学生さんは多くの人が恩恵を受けられます(⁠^⁠^⁠)

 

講義は「スタディルーム」で受講

 

まず、かつて守谷市内の小学校で教鞭をとられていたという石塚さんから、守谷市での昆虫の調査についてお話を伺いました。

 

平成5年から11年の調査では、なんと守谷市内に705種類の昆虫がいたそうです。

 

 しかしながら、ハルゼミやイトトンボの仲間、オサムシの仲間は激減し、新しく南方系の昆虫(ツマグロヒョウモンなど)や外来昆虫が新しく定着しているそうです。

「あれ、マツムシが鳴いている〜♫」という歌がありますが、このマツムシも準絶滅危惧種です。

 

 続いて「守谷の植物」について学芸補助員の飯田さんからお話を伺いました。

 守谷での消えゆく植物には、薬草であるセンブリ(胃薬)、ウツボグサ(腎臓の薬)、ゲンノショウコ(胃腸薬)などがあり、

茨城県最後のオキナグサは、かつてのクレノートン跡地に生育していたものを、現在は上下水道事務所で保護しています。

私たちが住んでいるところの林は放置するのではなく、手を入れることによって生物多様性が保たれるとのこと。

 

講義終了後には標本をじっくり観察したり、同時開催中の「ミュージアムパーク30年のありったけ」特別展を観てから帰る学生さんもいました。