学長ブログ

2月の学長ブログ

 6年ほど前、生まれた孫の名前をどうするか、という話題になりました。息子夫婦は、生まれた子が女の子なので「翆(すい)」という名にしようと思う、と伝えてきました。あまりなじみが無い名前なので、せめて「翆(みどり)」ではどうか、と小声で意見を述べましたが、即時却下されました。ところが、昨年の新生女児の名前人気No.1は「翆(すい)」だと言うではありませんか。驚きました。人の名前には親の願いが反映されていますから、この名前にも願いがこめられているのでしょう。

 

 先日、近場の神社参りをしたら、沢山の絵馬がボードにぶら下がっていました。時節柄、入試の願いが多く、「希望高に合格できますように」「現役合格」「家族の健康」などがひしめいていました。人の願いが集まっている光景は何となくほっこりします。では、AIに「あなたの願いは何ですか?」と聞いたらどんな返事が返ってくるでしょう。「あなたの願いを助けることです」と出るか「人類を超えることです」と出るか、どちらの答えが出てくるか。試したことはありませんが。

 

 もりや市民大学の願いは、教室で学びを楽しみ、学びの喜びを分かち合うことです。運営委員の願いは、令和8年度も多くの受講生が集まることです。話は戻りますが、私はそろそろ「ひらかず」という名前の新生児が多く現れないかな、と期待しています。漢字では「平和」と書きます。人々の共通の願いだと思います。

 

 2月は28日しかありません。短い月なのでブログも短めです。

1月の学長ブログ

 新年明けましておめでとうございます。今年が良い年であることを願っています。初詣の神社では多くの人が祈りをささげていました。「今年一年、家族が健康で幸せに過ごせるように」との願いが最も多いのでしょう。こんな当たり前の願いが到底かないそうもない国や地域が世界中に存在しています。平凡な願いが叶わない生活を強いられている人々のことを思うと心が痛みます。

 

 正月早々物騒なニュースが複数飛び込んできました。トランプ米大統領がベネズエラで軍事作戦、マデゥロ大統領拘束。殺人事件、詐欺事件、交通事故、山火事、国会解散(?)・・・。重大事項が目白押しで、スマートニュースも新聞解説記事も追いつくのが大変なようです。国民の側も今日のニュースが昨日のニュースに覆いかぶさり、個々の出来事を消化できないままに忘れ去っていきます。

 

 特に心配なのは、何が真実か、が分からないままに本当の情報と偽情報とが入り乱れていることです。ミネソタ州での銃撃事件について米国副大統領は「移民税関捜査局の職員が正当防衛のため発砲した」と発表しましたが、現地動画では殺された女性が職員に攻撃している様子は見られません。真実と「公式発表」との食い違いに不快感が増幅します。世界中や日本国内でも多くの重大事件が発生し、そのファクトチェックは不十分です。

 

 新聞、ラジオ、スマホやパソコンへのニュース配信、SNSなど情報源は沢山ありますが、何が真実かを知ることは非常に難しくなっていると思います。情報過多は認知機能、精神的影響、身体的影響にも及び脳が疲労すると言われていますが、多くの人の脳に疲労が蓄積すれば社会問題になります。もりや市民大学のプログラムは、脳を疲れさすというよりは逆に脳を休ませる効果が大きいような気がします。知らないことを教え込まれるというよりは、知っていたがその大切さを理解していなかった、という意味での「気づき」をもたらしてくれる講義が多いからです。今年もこの路線を貫く覚悟です。

 

12月の学長ブログ

 できれば高齢化を話題にしたくないと思っています。クラス会や同窓会の集まりに参加したとき、高齢化やそれに伴う病気、怪我の話が始まるともう止まりません。治療の経過などを詳細かつ具体的に語るご仁もおられ、途中でそのお話の腰を折る訳にもいかずじっと拝聴するばかりです。そうなることを見越して、場合によっては「今日は健康と病気の話は無しにしよう」と前置きをしたこともありました。

 

 では、どんな会話が楽しいでしょうか?一番良いのはすぐ先に予定している行動の相談です。前向きというより、それなしには先へ進めない切羽詰まった話し合いにもなりますが、とても具体的です。時間や場所、準備手順などを会話します。こういう時、参加者は年齢や病気の関心事から離れ、目の前の現実に集中しますから、思い出話に花を咲かせるわけにはいきません。こういう場面を持つことは、高齢者にとっても良いことかと思います。

 

 ボランティアの打ち合わせ会議、趣味グループのイベント相談会議、スポーツチームの次回試合への打ち合わせ、などなど、楽しい会話場面を沢山作り出すことは、街の活性化に繋がります。守谷市民活動支援センターはまさにこう言った会合の場を提供する貴重な設備です。センターには守谷市から委嘱されたスタッフが常駐し。利用者への便宜を図っています。センタースタッフはとても親切で、利用者が困らないように優しく気配りをしてくれますので、ますます利用者が増え、2階の会議室や1階の大部屋(市民ギャラリー)は予約でいっぱいのようです。

 

 かく言うもりや市民大学もこの支援センターをフル活用しています。と言うよりこの活動支援センターが無かったら市民大学も成立しなかったかもしれません。センターのスタッフの皆さんにはとても感謝しています。これからもどうぞよろしくお願いします。なお、この施設の1階2階合わせた全体は市民交流プラザと呼ばれ、活動支援センターは2階に設置されています。1階ではいつも子供の声がします。キ・ターレの愛称で知られる北守谷児童センターが設置されているからです。幅広い年齢層の市民が、このプラザで楽しい会話を生み出しています。

11月の学長ブログ

 「来年のことを言うと鬼が笑う」てなことを申しますが・・・・、これは落語の冒頭セリフです。明日のことも分からないのに来年のことなど分かるはずはない、といったからかいの言葉ですが、もりや市民大学はいま、必死で来年のことを議論しています。いえ、再来年の3月までを見通しているのです。鬼も笑うと言うより、あきれているかもしれません。

 

 しかし、来年度1年間を見通して計画を練ることは容易ではありません。まず、コース内容を設計し、次に各コースの個別授業の講師を捜し、それぞれの講師候補者と交渉に入ります。交渉のお相手にも日程都合がありますから、相互の話し合いが欠かせません。さらに、各コースである程度の設計図が出来上がったところで、コースごとの整合性、全体との調和などを考慮します。類似性や相反性などが現れないよう工夫を要し、講義日程に重複が無いか点検も必要で、コース設計の修正などをお願いせざるを得ない場合もあります。

 

 組織やグループの将来計画というのは、こういった「鬼が笑う」ような作業の積み重ねで立ち上がるので、鬼にも協力していただく必要があります。もりや市民大学の運営委員17名は、いま、守谷市市民協働推進課や市民活動支援センターの職員と協働しながら、2026年度の市民大学運営を準備しています。関心をお持ちの市民の皆さんに魅力的なプログラムを提供したいと考えています。

 

 幸いなことに、もりや市民大学としてお招きしたいと望む講師の方々は、多くの場合快く引き受けて下さいます。これまでの経験によれば、講師の皆さんはもりや市民大学に呼ばれたことを光栄と受け止め、非常に手間暇をかけて講義の準備をしてくださいますので、中身の充実は期待以上のことが多く、受講生からも高評価を頂いてきました。今回もちょっと驚くような著名講師も招聘予定です。ご期待ください。

10月の学長ブログ

 今日(10/16)付の新聞に「ダークパターン」に関する記事がありました。通販サイトでショッピングを行う際、いつの間にか定期購入サイトに誘導されて予定外の支払い請求を迫られる被害についてです。しかもそれは日本だけでなく世界中で起きている迷惑問題だと知らされました。アメリカの連邦取引委員会(FTC)のホームページには被害者からの書込みが多数出ているそうです。「アッ、これだ」と、その記事に見入りました。実は私自身この被害に2回も会っているのです。

 

 私はゼブラの4色ボールペンを愛用していますが、黒色のボールペンの使用頻度が圧倒的に高いので、やがてインクが切れます。そこで、ネット販売を利用して黒色の油性ボールペン替芯を注文しました。早速入れ替えを行って快適に使用していたところ、1か月ほどたってメールが届きました。曰く「黒色油性ボールペン替芯が届きます」と。えっ、と驚いてメールの中身を見ると、あなたは定期購入者です、との記載もありました。黒色替芯は一箱10本入りですから、一箱あれば十分、定期購入などとんでもないことです。

 

 その際、販売元のアマゾンや支払い登録済みのクレジット会社などに連絡を取ろうとしましたが、PC画面上での処理が分からず、右往左往してとりあえず定期購入を取り消し、気持ちが悪いのでクレジットカードの再発行まで手を打ちました。

 

 その後数年して、今度は注文した覚えのない「粒状春ウコン」が宅配で届くという予告メールが届きました。数か月前に1回購入した品ですが、まだ十分残っていて新規購入の予定はしていない品でした。メールをよく見ると、これまた定期購入です、と記載されていました。再び発送元やアマゾンに連絡を試み「定期購入の意志は無い」と告げたところ、漸く取り消しができました。以上、個人的な2回の体験は、今日の新聞で「ダークパターン」と呼ばれている事項であることが判明し、ややこしい世の中になったなー、とため息をついているところです。