12月の学長ブログ
できれば高齢化を話題にしたくないと思っています。クラス会や同窓会の集まりに参加したとき、高齢化やそれに伴う病気、怪我の話が始まるともう止まりません。治療の経過などを詳細かつ具体的に語るご仁もおられ、途中でそのお話の腰を折る訳にもいかずじっと拝聴するばかりです。そうなることを見越して、場合によっては「今日は健康と病気の話は無しにしよう」と前置きをしたこともありました。
では、どんな会話が楽しいでしょうか?一番良いのはすぐ先に予定している行動の相談です。前向きというより、それなしには先へ進めない切羽詰まった話し合いにもなりますが、とても具体的です。時間や場所、準備手順などを会話します。こういう時、参加者は年齢や病気の関心事から離れ、目の前の現実に集中しますから、思い出話に花を咲かせるわけにはいきません。こういう場面を持つことは、高齢者にとっても良いことかと思います。
ボランティアの打ち合わせ会議、趣味グループのイベント相談会議、スポーツチームの次回試合への打ち合わせ、などなど、楽しい会話場面を沢山作り出すことは、街の活性化に繋がります。守谷市民活動支援センターはまさにこう言った会合の場を提供する貴重な設備です。センターには守谷市から委嘱されたスタッフが常駐し。利用者への便宜を図っています。センタースタッフはとても親切で、利用者が困らないように優しく気配りをしてくれますので、ますます利用者が増え、2階の会議室や1階の大部屋(市民ギャラリー)は予約でいっぱいのようです。
かく言うもりや市民大学もこの支援センターをフル活用しています。と言うよりこの活動支援センターが無かったら市民大学も成立しなかったかもしれません。センターのスタッフの皆さんにはとても感謝しています。これからもどうぞよろしくお願いします。なお、この施設の1階2階合わせた全体は市民交流プラザと呼ばれ、活動支援センターは2階に設置されています。1階ではいつも子供の声がします。キ・ターレの愛称で知られる北守谷児童センターが設置されているからです。幅広い年齢層の市民が、このプラザで楽しい会話を生み出しています。