11月の学長ブログ

 「来年のことを言うと鬼が笑う」てなことを申しますが・・・・、これは落語の冒頭セリフです。明日のことも分からないのに来年のことなど分かるはずはない、といったからかいの言葉ですが、もりや市民大学はいま、必死で来年のことを議論しています。いえ、再来年の3月までを見通しているのです。鬼も笑うと言うより、あきれているかもしれません。

 

 しかし、来年度1年間を見通して計画を練ることは容易ではありません。まず、コース内容を設計し、次に各コースの個別授業の講師を捜し、それぞれの講師候補者と交渉に入ります。交渉のお相手にも日程都合がありますから、相互の話し合いが欠かせません。さらに、各コースである程度の設計図が出来上がったところで、コースごとの整合性、全体との調和などを考慮します。類似性や相反性などが現れないよう工夫を要し、講義日程に重複が無いか点検も必要で、コース設計の修正などをお願いせざるを得ない場合もあります。

 

 組織やグループの将来計画というのは、こういった「鬼が笑う」ような作業の積み重ねで立ち上がるので、鬼にも協力していただく必要があります。もりや市民大学の運営委員17名は、いま、守谷市市民協働推進課や市民活動支援センターの職員と協働しながら、2026年度の市民大学運営を準備しています。関心をお持ちの市民の皆さんに魅力的なプログラムを提供したいと考えています。

 

 幸いなことに、もりや市民大学としてお招きしたいと望む講師の方々は、多くの場合快く引き受けて下さいます。これまでの経験によれば、講師の皆さんはもりや市民大学に呼ばれたことを光栄と受け止め、非常に手間暇をかけて講義の準備をしてくださいますので、中身の充実は期待以上のことが多く、受講生からも高評価を頂いてきました。今回もちょっと驚くような著名講師も招聘予定です。ご期待ください。