学園ニュース
公開講座(第2回)
今回の公開講座は、近年の活躍が目覚ましいドローン講座でした。
ドローンの活躍と未来
〜防災・農業・イベントと幅広く活躍するドローンを学ぶ〜
講師はDRONE VISA株式会社 代表取締役の山中直之さん。
ご自身が常総市の水害の被災者であり、その時のリアルな話から講座がスタート。屋根からヘリコプターで救助され守谷に搬送されたそうです。
仮住まいは守谷市内だったということもあり、守谷市にとても感謝しているとおっしゃっていました。
ドローンの名は聞きますが、実際はどんなことに役立っているのか。
今の時期は、農薬散布がメイン。
人が散布すると大変な労力が必要ですが、ドローンで散布することにより80%以上の労力軽減になります。
※農薬散布の大きなドローン
そして、災害の時に大いに役立つドローン。
人が行けない場所もドローンならば行けることができます。
場所の緯度経度が正確で被災者に声がけできて、サーモグラフィーも搭載。
より早く見つけて助けることができるのですね。
また、放水ができるドローンもあるそうです。
現在、常総市やつくばみらい市、下妻市、嬬恋村などと災害協定を結んでおり、いざという時は、小学校や公民館などからドローンを飛ばせるそうです。
協定がない場合は申請してからになるので、一週間ほどかかってから飛ばせるそう。
災害はいつやって来るか分からず、早い動きが大事です。
もっと災害協定が広がっていくと良いなと思いました。
未来のドローンの話も聞かせてくれました。
これから物流にドローンが使われる時代になり、利根川や鬼怒川をドローンが何台も並んで飛んで、ドローンの高速道路のようになるかもしれない。
警備会社がドローンを投入して泥棒が入ったらどこまででも追いかけていく、など想像するとすごいですね。
後半は、ドローン体験です。
山中先生のドローン教室の第1期生の子供達がドローンの作文を読んでくれて、子供達が先生となってドローンの操縦を教えてくれました。
最初は遠慮しがちでしたが、皆さん次々とドローンの操縦にチャレンジ。
なかなか実際に見たり、操縦する機会はないので興味津々、質問も多く時間ギリギリまで続きます。
ドローンのすごさと大切さがよく分かり、時おり笑いありの楽しい講座でした!
山中先生は、これからの未来のために特に子供達にドローンを知って欲しいと願っているそうです。