学長ブログ

6月の学長ブログ

 もりや市民大学は、2012年(平成24年)10月に開校しました。以来5年目を迎え、6月10日に今期の開講式を挙行しました。「総合コース・守谷を知る」は35名、「専門コース・守谷をもっと良くしようプロジェクト」は14名、「「専門コース・健康ウォーキングマスター講座」は35名、「オープンコース・香りの力で心と体にやさしい健康法」は15名、「オープンコース・大学院生が教える夏休み自由研究」の募集はこれから、という開講でした。今期入学者の延べ人数は99人に達しました。ただし、重複受講生もおられるので、入学者実数はそれより下回ります。

 その開講式ですが、毎回、学長挨拶、市長挨拶があり、続いて市役所総務部の代表者から守谷市の総合計画について「市政講座」を受講し、オリエンテーションを経て閉会します。市長、副市長、教育長ほか、多数の守谷市幹部の皆さんが臨席して下さるのは、大変ありがたいことです。長年、会田前市長にご挨拶頂いてきましたが、今回から松丸新市長にご挨拶頂いたのも新鮮でした。

 今回の学長挨拶では、囲碁や将棋で有名になったディープラーニングを取り上げました。現役棋士をなぎ倒したコンピューターソフトの俗称です。私はディープラーニングについて何かを知っているわけではありません。ただ、これまでの人工知能が全ての可能性を評価して最適値を得るものだったとすれば、ディープラーニングは過去の限られた経験を学習してより良い答えを導き出す、といったロジックを持っているようです。これは、もりや市民大学と似ているなと思いました。「総合コース・守谷を知る」はディープラーニングのコースである、と述べてしまいました。

 兎にも角にも、6月開講コースの始まりです。秋の修了式までに何が得られるか、そして、その後にどんな協働の姿が提起されるのか、楽しみにしています。新入生の皆さん、どうぞ最後まで出席して双方向授業を作っていって下さい。もりや市民大学は、延べ1000人の修了生を出すことを目指して、市民の皆さんと共に歩み続けます