学長ブログ

4月の学長ブログ

 もりや市民大学は、2013年に開校以来、9年目を迎えています。昨年一年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、全ての教室を中止しましたが、今年2021年度は、6月から開講します。幸いなことに、昨年中止した講義のほとんどが、本年再開できます。公開講座で予定していた講義を「総合コース」の中に組み込み、「まちづくりコース」「グリーンインフラコース」は、その特徴を鮮明にしました。本年度、ふたたび講義を引き受けて下さった講師の先生方には心から感謝します。

 今回、もりや市民大学ではオンライン授業を併設することにしました。従来型の教室授業の定員は15名、オンライン授業の定員も15名としていますが、オンライン受講生が超過しても対応可能です。例えば、子育て中の主婦の方が、横目で我が子の様子を見ながらオンラインで受講することもできるのです。パソコンを持っていない方でも、画面は小さくなりますがスマートフォンで受講することができます。細かいやり方は、事前の打ち合わせ説明でご案内しますから、安心してください。

 先日、運営委員会でオンライン授業の第1回リハーサルを行いました。主催者側の訓練です。初回なので手間取りましたが、課題も明らかになり、更に準備を進めることにしました。手順が決まったら、新規オンライン受講生への説明サービスを準備することになります。運営委員は、受講生への説明と、講師の先生方へのサポートも行い、授業当日の司会進行も担当します。

 こんな次第ですが、運営委員会では「これだけ準備に時間と労力をかけて、オンライン授業の受講生が1名だけだった、なんていう結果もあるかもしれないね」と笑いました。そういう予測と期待の中で前を向いております。できれば、もりや市民の皆さんにも、一緒に苦労しながら「もりや市民大学オンライン授業」のお試しに参加いただきたいと思っています。私どもは、失敗を恐れず、できることをやってみたい、という心境です。