7月の学長ブログ

 今回は、もりや市民大学の受講生に読んでもらいたいことを書きます。受講生の多くは、毎回の講義を受けて「良かった」「ためになった」「今後に生かせる」などの感想を寄せてくれます。しかし、その受講内容が何であったかは、感想からは伝わりません。

 もりや市民大学の講義内容は、ビデオ記録などで後日見ることもできますが、その利用方法は限られています。それより、受講生の口から具体的に講義内容の特に良かったことなどを聞けると、とてもラッキーな思いがします。つまり、私が言いたいのは、受講生のみなさん、もっと自慢して周りに伝えてください、ということです。実際、運営委員やサポーターの間でも、担当したり聴講したりできる講義は限られていますから、担当以外のコースでどんなことがあったか、とても知りたいのです。そして、その話を聞いて、さらなる運営の参考にしたくなります。もっと言えば、「市民大学ではどんなことを教えているの?」という率直な疑問を持っている市民はとても多く、できれば講義内容の一端でも知りたいと思っているはずです。私も何度も聞かれます。

 新聞や雑誌にある「書評」は、その取り上げた本の特徴を短い文章で描き出し、読者が読んでみたくなるように刺激します。私も、そうした「書評」を見て買い求めた本は少なくありません。映画、演劇、演奏会の類も、良い評論に出会うと自分も見たり聞いたりしたくなります。それと同じ効果が、日常会話でも期待できると思います。

 と言う次第で、受講生や聴講生の皆さん、どうぞ受講内容を周囲に語ってください。世間話やマスコミ情報とは一味違う、生きた知識を広めるのです。何の遠慮がいりましょう?実は、7月6日で終了したオープンコース「香りの力で心と体にやさしい健康法」全4回の講義、私は日程が合わず参加できませんでした。だれか、その内容の一部で良いので、私にも教えてくれないかなー、これ、本音です。