守谷を知るコース 第2回

<守谷サービスエリアの防災拠点機能>

今回の講座の前半は市民ギャラリーにおいて東日本高速道路㈱関東支社 谷和原管理事務所長のお話を聞き、

後半は実際に守谷サービスエリアへ移動して説明を受けるという流れで実施しました。

 

 

まずは「谷和原管理事務所の概要」についてご案内。

谷和原管理事務所の担当区間は、常磐自動車道(三郷JCT~岩間IC)の 69.1Km と首都圏中央連絡自動車道(常総IC~神崎IC)の 44.9Km の 計 114.0Km の区間で、三郷~谷和原間の交通量が1番多いそうです。

 

 

続いて「守谷サービスエリア」の防災拠点としての概要について説明を受け、2台のバスに分乗してサービスエリアに向かいました。

 

 

守谷SAの防災拠点化に伴い、上り線のメイントイレ洗浄用水として井戸を整備

 

 

従業員休憩室を災害発生時に救護室として利用するため、テーブルにベッドが収納されていました。

ここにベッドが8基整備されています。

 

 

防災倉庫には大型エアテントや規制材、飲料水などを備蓄

 

 

ヘリポートも拡張して夜間照明も整備。中型ヘリコプターも離発着できるそうです。

 

 

炊き出しを行う際に釜戸として活用できるベンチを設置

 

 

 

普段はフードコートとしてお客様の飲食スペースとなっている場所も、災害発生時には机や椅子を並び替えてレイアウトを変更し共同災害対策室とし、各機関が守谷SAを経由して進出する部隊を効果的に首都圏へ進出させるため、連絡調整・情報共有する場になります。

また共同災害対策室では情報収集や情報共有を行うための各種通信網を整備して、電話やインターネット等の回線が使えるそうです。

 

 

 

防災拠点立ち上げ時には、SAに滞留しているお客様の車両を誘導し、自衛隊・警察・消防・通信会社・電力会社・日本赤十字社・NHKなどその他の機関の駐車スペースを確保。

 

 

受講者は一通りの説明を伺って再び2台のバスに分乗して市民活動支援センターに戻りました。

災害が発生しないことを祈りながらも、発生時に対処する準備は必ずしておかなければならないと肝に銘じた次第です。