11月の学長ブログ
11月5日は、もりや市民大学11月開講コースの開講式でした。当日出席された入学者50名の方々に入学時アンケートへの記載をお願いし、回収しました。その結果を見ると、入学動機は「自治会や町内会の活動など、まちづくりに関する様々な地域活動に興味を持っていた」「自分の住む町について知りたいと思っていた」が約60%を占めていました。また、協働のまちづくりに今後参加したいかどうかを尋ねたところ、今回初めて市民大学に入学した方々の37%、再入学(リピーター)した方々の68%が、それぞれ参加したい、と回答されました。
もりや市民大学で開講する各コースは、毎回斬新なコース設計となっており、繰り返しの講義はほとんどありません。そのため、何回入学しても新しい知識が吸収でき、協働のまちづくりに関する新たな視点や手法を学ぶことができます。私としては、プログラムを見て初めて入学される方も、やみつきになって(!?)何度でも再入学される方も、ともに歓迎したいと思っています。
それで、「教育効果はどうなのだろう?」という点がしばしば運営委員会の話題になります。延べ600人を超える修了生を輩出しているもりや市民大学は、「協働のまちづくりを担う人材を十分に生み出しているだろうか?」と自問自答する次第です。さて、客観的に見て、どうでしょうか?私は、人材育成はかなり上手く行っていると自画自賛しています。市民大学の修了生は、互いのネットワークを活用するだけでなく、それぞれお住まいの地域でも活動の輪を広げておられます。コミュニティーづくり、認知症予防の地域活動、防災マップ作り、緑のまちづくり、などなど、具体的な動きを掘り出せば、いくらでも出てきます。
これまでの4年余のもりや市民大学の受講生を見ていると、何よりも皆さんが明るく元気になったように思えてなりません。笑顔が増え、動きが生き生きとしておられます。教室の雰囲気も、年々改善され、講師の方との双方向授業づくりも初期に比べて格段に充実してきました(言いたい放題言える、という意味かも知れませんが・・・)。次の目標は、市民活動支援センターから遠いところに居住されている守谷市民がこの大学に入学し易いような手立てを考えることです。市民大学の教室(開講場所)の移動なども視野に入れながら、今後の展開を考えているところです。