8月の学長ブログ
猛暑と頻発するゲリラ豪雨、お見舞い申し上げます。ところで、今年は暑中見舞いのハガキなどがほとんど来ません。そう言えば、冠婚葬祭の招待状が来なくなって久しいです。コロナ感染と共に、この種の生活上の慣例のようなものがかなり変化したと思います。ただ、古来の祭りや花火大会などは復活の兆しが濃厚です。何とかしてコロナ以前の勢いを取り戻したいと願う心は誰も同じなのでしょう。
色々な集まりについてはどうでしょうか?地域での集まり、全国各地からの集まり、更には国際的な集まりについて、以前とは違う変化が見られます。特に、オンライン会議、Zoom会議が増えたことは実感します。もともとは会って話し合っていた顔ぶれが、Zoomで十分機能する場合が増えました。それにより、会議欠席者が減ったかもしれません。「出席者100人の会議でした、ただし、会場には25人、残りはオンライン参加でした」などという報告を聞くと、「これで良かったのかなー?」と、複雑な思いです。
飲み会は別です。コロナ拡大時期に、「Zoom飲み会をやろう」という呼びかけが何度かありました。各自が缶ビールなどを手にもってパソコンを開き、画面を見て自由におしゃべりしながらビールを飲むのです。実際にやってみると、どうも盛り上がりに欠けたようです。早々に画面から消える人、最初から名前だけを出して顔を出さない人など、今一つ盛り上がりに欠けました。一方、そろそろ良いかな、と開催する旧来方式の飲み会は、どれも大盛況です。これまでのうっ憤を晴らすかのように、ガンガン飲んでしゃべります。
そんなこんなで、徐々に過去形になってきた新型コロナ感染、まだ油断はできません。思わぬ知人から「実は私コロナに感染しました。後遺症がしんどいです。」という知らせを受けました。テレビで感染症の専門医師が色々な情報を提供する場面もほとんど見なくなりました。マスクも「個人の判断で決めて下さい」と言われます。こうして過去形になっていくとき、あれは何だったのだろう?と自問自答しつつ前進します。もりや市民大学も、人数制限を無くして、従来通りの教室運営になりました。オンライン受講は、その幅を広げたという意味で、私たちは歓迎しています。