7月の学長ブログ
夏祭りも、花火も、修学旅行も、暑気払いも、お盆の帰省も、・・・、中止中止の連続です。オリンピックは開催するそうですが、人気のない選手村、観客のいない巨大国立競技場、ほとんどキャンセルされた大量の観光バスの列、怒りを隠せない飲食業者、などの現場レポートを見て、心が痛みます。それでも、守谷市内の広々した公園の芝生で、互いに大きく距離を取りながら遊んでいる子供たちや家族を見ると、少しホッとします。
そのような中で、粛々と進む「もりや市民大学」のハイブリッド授業、ここまでの所、何とか無事に実施されています。特に、オンライン授業に参加されている受講生の皆さんは、誠にチャレンジングな方々とお見受けしています。必ずしもオンライン会議やオンライン交流に慣れていらっしゃらない方々も、これを機にオンライン受講生となり、新しい体験をしておられます。オンライン受講生が積極的に質問され、その質疑応答を教室受講生と共有できているところは、新しい教室誕生の実感が特に強まるところです。
私事ですが、来年2022年12月に、京都国際会館で開かれる予定の1000人規模の国際学会に関与しておりまして、そこでも、ハイブリッド方式のシンポジウムや発表講演ができないかどうか、検討を行いました。その結果、ハイブリッド国際学会は膨大な予算がかかることが判明し、とても無理であるとの理由で、ついに断念しました。ハイブリッド方式は、予想以上に手間がかかり、実現が難しいことであると、改めて認識しました。
そのような次第で、「もりや市民大学」は時代を先取りしたハイブリッド教室を手作りで展開している、と改めて気づき、ここまで指導、尽力いただいた運営委員の方々と、呼びかけに応じてオンライン学生に登録いただいた受講生の皆様に、心からお礼を申し上げます。そして、この方式を実現したことにつき、いささかの誇りと自信を皆様と共有したいと考えています。ただ、市民大学の運営は作業量が多いので、もう一回り運営委員の人数を増やす必要があります。その意味で、運営委員の追加募集を準備しています。お力添えを宜しくお願い致します。