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学長ブログ - 最新エントリー

8月のブログ(再掲:2013年8月9日分)

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コラム
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Blogger's Avatar  2014/1/5 16:50

 再び川崎市民アカデミーの話です。実は、私を講師で招聘した東京大学名誉教授は、この4月からアカデミーの学長に就任されました。ご専門は森林科学で、最近「森林飽和―国土の変貌を考える」(NHK出版)という珍しいタイトルの本を出版されました。現代日本は、森林の飽和状態、つまり、「歴史上かつてないほど豊かな緑を背景にして生きている」という驚くべき事実が記述され、注目されています。
 ところで、私たち人間は「飽和」しているでしょうか?言い換えれば、「満たされている」でしょうか?恐らく多くの方が、まだ、満たされてはいない、もっと知りたい、もっと豊かでありたい、もっと高まりたい、と考えておられるでしょう。つまり、私たちは「不飽和」な存在です。そして、飽和になりたいと思うとき、力を発揮します。不飽和は力の源です。そう考えてみると、満たされていない状態、「不飽和」な存在は、実は成長する力を内包した若々しい姿でもあるのです。市民大学は、不飽和な人を歓迎します。そう、その人こそ、明日の飽和へ向かって成長する人、つまり本学の学生なのです。
 やや、我田引水に傾きました。一人で盛り上がってしまいました。これには理由があります。なぜなら、私は不飽和土壌の専門家だからです。水で満たされていない土壌が不飽和土壌です。不飽和土壌は、もっと水を吸い込みたくてうずうずしています。そういう土壌の振る舞いを研究してみると、地球上の様々な物質循環の姿が見えてきて、興味が尽きません。そんな研究人生を送ってきたので、「飽和」「不飽和」に過剰反応した次第です。研究者は、やっぱり変人がなるもの、と思われたことでしょう。否定しません。

7月のブログ(再掲:2013年7月9日分)

カテゴリ : 
コラム
執筆 : 
Blogger's Avatar  2014/1/5 15:50

 先月末に「かわさき市民アカデミー」に招待されて講演を行ってきました。「環境とみどり」コースの受講生72名でした。講演題目は「現代の水利用と農業」ということで、川崎市の地下水利用のような足下の問題から、日本と世界の水問題、さらには90億人をも突破しようとする地球人口と水問題に至るまで、幅広くお話をしてきました。おかげさまで好評だった(主観的)ようです。
 「かわさき市民アカデミー」は、46講座6000人という大規模市民大学で、すでに20年の歴史を持っています。もりや市民大学と比較するには大きすぎるのですが、良いところは参考にしたい、と、講演がてら様子を見て参りました。「かわさき市民アカデミー」の学習目標は、①自らの課題意識に基づく学習・研究によって、現代社会への理解を深め、市民としての自立をめざす、②学習成果を地域社会に還元していく道すじを学ぶ、③学園生活をとおして、より豊かな人間関係を築き、人生の新たな価値を見出す、としています。学習目標②は、もりや市民大学の「協働のまちづくり」と共通していますが、①と③の目標は、「かわさき市民アカデミー」の特色でありましょう。
 ついでにプログラムを覗いてみると、「新モーツアルト大学」と称する音楽コースに300人、「ギリシャ神話と美術」をテーマとする美術コースに300人、「自分史をつくる」コースに40人、川崎市内企業の新技術や環境技術を学ぶ「企業連携」コースに72人、環境や災害に関して「川崎学」とよぶ歴史コースに72人、持続可能な社会の創出に関するコースに72人、他に、「人間学コース」「文学コース」「まち歩きコース」「国際コース」「命の科学コース」「映像・メディアコース」、そして各種ワークショップ、などとなっていました。なお、全て有料であり、入会金は1年会員7350円、2年会員12600円で、受講料は各コース1万円前後です。
 さて、もりや市民大学(無料)も、本年度後期のプログラムができつつあり、間もなく後期募集も開始されます。こちらのプログラムも、なかなかにユニークで、自信を持って開講したいと思います。皆さんのご参加をお待ちしています。

 先日、アフリカ開発会議(TICAD)が日本で開催されました。その関係で、私は、チュニジアのマルゾウキ大統領の講演を聞く機会を得ました。アフリカの大統領も、ふんぞり返っているのかな、と思いきや、とんでもない、立派な知識人でした。独裁政権を打倒し、真の民主主義国家を作りたいという話でした。そのための課題は3つ、

1.民主主義を根付かせるため、51対49のような意見対立を多数決で押し切るのではなく、多くの賛成と納得を得るように、最大限の対話努力をすること、
2.独裁時代のエリート階層が独占していた富を、多くの国民が共有できるように、経済改革を行うこと、
3.国の治安状況を改善し、海外の投資家が関与したがらないという状況を克服すること、

であり、この7月を目途に、憲法を起案中だそうです。そして、日本には、物づくりや経済よりも、むしろ人間としての道徳観、倫理観、正しい振る舞い方を、チュニジア人に広めてもらいたい、といった趣旨の講演でした。とても真摯な、心のこもった誠実な講演であり、胸を打たれました。
 チュニジアは、「アラブの春」の起点となったジャスミン革命を起こした国です。私も何度か訪問した事があり、逆に博士課程の留学生を受け入れて指導したこともあります。北は地中海に面した快適なリゾート地を持ち、南はサハラ砂漠につながり、フランスパンの美味しい国。大統領の講演を聞いて、この国の民主主義が真に根付くことを、心から願わずにはいられませんでした。

5月のブログ(再掲:2013年5月9日分)

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コラム
執筆 : 
Blogger's Avatar  2014/1/5 13:50

 「どうしようかな?」と迷っているあなた。ちょっと勇気を出してみませんか?ほかでもない、もりや市民大学に申込もうかどうか、迷っているあなたのことです。もりや市のことで、自分が学ばなければならない知識があるのだろうか、その場に行って、場違いな感じを受けないだろうか、と、モヤモヤしている方、いらっしゃると思います。特に、出遅れ感を持つと、なかなか一歩が踏み出せません。
 市民大学に入学してみると、まず、みなさんがニコニコしていることに気づき、安心します。そう、楽しそうなのです。かと言って、遊ぼう、という楽しさとは違います。受講を前にすると、今日はどんな発見、どんな気づきがあるのだろうか、といった期待感があり、受講後には、ふーん、そのようなことがあったのか、と軽い驚きを伴う満足感、そして講師に対する若干の注文、などが残ります。時には、「これだ、これが聞きたかったのだ」という深い感動に出会うこともあります。
 そんな次第で、年齢、性別、経験を問いません。もりや市民大学に応募してください。日常生活に新たな張りが出てくることは、間違いありません。自分が参加することは、場違いではないだろうか、と躊躇しているあなた。その躊躇から、半歩踏み出してみませんか?

宮﨑毅

4月のブログ(再掲:2013年4月7日分)

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コラム
執筆 : 
Blogger's Avatar  2014/1/5 12:50

 朝日新聞4月7日の「波聞風問」という記事欄に、安井孝之編集委員の記事として、「飯田市の挑戦、自然エネルギーで地域自立」という一文がありました。その中で、飯田市長が「再生可能エネルギーの活用は、地域住民との協働事業で進めたい」と話したことが紹介されました。ここでも「協働」が期待されています。しかし、再生可能エネルギーといえば、その技術を持つ企業が行政の支援を受けて進めるもの、といった漠然とした理解を持っていた私としては、「なぜ協働?」と思いました。
 実は、飯田市長は、FIT(自然エネルギーの買い取りを義務づける制度)で儲かるとみた大都市大手企業に収益を持ち去られてしまう、といった状況に疑問を持ったそうです。そこで、自然エネルギーを活用するなら地域との協働事業にせよ、という主張をもち、4月1日から「地域環境権」条例を施行しました。地域から得られる価値を地域と共有する仕組みだそうです。
 守谷でも、協働の及ぶ範囲を広く捉え、ボランティアベースにとどまらず、地域の持続的発展につながる多様な社会活動、経済活動、自然環境保全活動などに貢献できれば、まちづくりはまだまだ発展すると思います。もりや市民大学の第2期が、そんな期待に応えられる人材を育成できれば良いな、と思いを巡らせました。

2月のブログ(再掲:2013年2月8日分)

カテゴリ : 
コラム
執筆 : 
Blogger's Avatar  2014/1/5 11:40

 平成24年度の守谷市民大学も、残すところはあと僅かになりました。もうすぐ第1期生の卒業です。毎回の出席状況は、とても良好です。今後、第2期生、第3期生と続くでしょうが、その先輩格として、第1期生は永遠(!)に君臨し続けます。
 この市民大学を運営しているのは、ボランティアベースの運営委員会です。その中のコーディネーター委員会では、既に来年度の講義を予定して、招聘可能な講師の「在庫表」を作成中です。この「在庫表」は、今後の守谷市民大学の持続的発展にとって欠かせない大切なお宝ですが、その充実ぶりにはちょっと驚きます。健康長寿の専門家、子育てサークルの実践家、ウォーキングの専門家、虫の専門家、認知症の専門家、・・・・どれも聞き逃せないような充実ぶりで、スケジュールに組み込むのが大変なほどです。ご期待いただきましょう。
 ところで、双方向リスクコミュニケーションという言葉をご存知ですか?これは、3.11震災後に大きく取り上げられるようになってきた方法で、要するに、専門家から聴衆へ一方的に説得する手法では納得が得られず、聴衆側がグループを作って疑問点を出し合い、それをまとめたものを専門家に投げ返すことで、聞きたいことをより絞って聞ける、その作業を繰り返しましょう、というコミュニケーション手法です。守谷市民大学でも、できるだけこういう双方向の教室運営が出来るとよいと思っています。

宮﨑毅

 新年あけましておめでとうございます。2013年の幕開けです。今年はどんな年になるのでしょうか?年賀状には「今年は良い年になりますように」という希望の言葉が多く書かれていました。ほんとうに、「良い年」になると良いですね。

 守谷市は、「住みやすさ」では結構な評価を得ていますし、アラブ首長国連邦で昨年暮れに開催された「リブコム住みやすいまちづくり国際賞」では「Good Silver賞」(銀賞)を受賞したそうです。

 が、もう少し欲張ってみたい。私は、守谷市に何かもう一つ「色」というか「色気?」のようなものが欲しい、と感じています。守谷高校の剣道部やけやき台中学のハンドボール部が全国レベルの大活躍をし、守谷マラソンも定着しているのに、街として「スポーツ色」が見えているようでもありません。素敵な図書館があるのに「文化色」に染まっていようでもありません。取手市には「宿場町色」がうっすらと残っていますね。柏市には「知性色」を何となく感じます。

 では、守谷市は何「色」が似合うのでしょう?守谷市民大学の教室からアイディアが出てこないかな、と密かに期待しています。

 先日、中学校のクラス会がありました。団塊世代の私の中学校は、確かA~K組まで11組もあり、私はI組でした。その同級生の一人(現在、横浜市在住、男性)が、「守谷市民大学のプログラムは充実しているね。面白そうなのが揃っている」と話しかけてきました。ホームページを見たようです。なんだか嬉しかったです。もう一人の同級生(現在、牛久市在住、女性)は、「常陽リビング紙面で守谷市民大学のことを見たわ。同級生が学長で、夫に自慢してしまった」とのこと。夫婦仲のよろしいことで。
 今年10月からスタートした市民大学、毎回の講義が楽しみです。ただ、経験豊富な学生(受講生)が多いせいか、講師への質問は鋭く、講義後のアンケートの点数は甘くない、とびくついています。

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