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学長ブログ - 6月のブログ(再掲:2013年6月10日分)

6月のブログ(再掲:2013年6月10日分)

カテゴリ : 
コラム
執筆 : 
Blogger's Avatar  2014/1/5 14:50

 先日、アフリカ開発会議(TICAD)が日本で開催されました。その関係で、私は、チュニジアのマルゾウキ大統領の講演を聞く機会を得ました。アフリカの大統領も、ふんぞり返っているのかな、と思いきや、とんでもない、立派な知識人でした。独裁政権を打倒し、真の民主主義国家を作りたいという話でした。そのための課題は3つ、

1.民主主義を根付かせるため、51対49のような意見対立を多数決で押し切るのではなく、多くの賛成と納得を得るように、最大限の対話努力をすること、
2.独裁時代のエリート階層が独占していた富を、多くの国民が共有できるように、経済改革を行うこと、
3.国の治安状況を改善し、海外の投資家が関与したがらないという状況を克服すること、

であり、この7月を目途に、憲法を起案中だそうです。そして、日本には、物づくりや経済よりも、むしろ人間としての道徳観、倫理観、正しい振る舞い方を、チュニジア人に広めてもらいたい、といった趣旨の講演でした。とても真摯な、心のこもった誠実な講演であり、胸を打たれました。
 チュニジアは、「アラブの春」の起点となったジャスミン革命を起こした国です。私も何度か訪問した事があり、逆に博士課程の留学生を受け入れて指導したこともあります。北は地中海に面した快適なリゾート地を持ち、南はサハラ砂漠につながり、フランスパンの美味しい国。大統領の講演を聞いて、この国の民主主義が真に根付くことを、心から願わずにはいられませんでした。

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